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壁チョロ

2013/10/17


 壁チョロ、爬虫類愛好家がよく口にする言葉です。驚くべきことにネット上の用語辞書にも記載があって、壁の上をちょろちょろ走り回るトカゲやヤモリとありました。これは愛好家や専門家たちが用いるそれとほぼ同じ意味ですが、トカゲは含まれないのが普通で、ヤモリのことを指して言います。ニホンヤモリはこの好例で、人家の壁などにくっついていて、刺激するとチョロチョロ走ります。なので日本人にとっては、ヤモリと言えば壁チョロのイメージが強いと思いますが、世界には壁に登れない地上性のヤモリがたくさんいます。それで、愛好家たちは地上性のものと区別する意味で、壁チョロという言葉を使うのです。
 壁チョロと呼ばれるヤモリたちの四肢には細かい無数の剛毛による吸盤機能が備わっていて、これでなめらかな壁面にもくっつくことができるのです。キスゴムのような吸盤では吸着には中の空気を追い出す必要があり、付いたりはがしたりに時間がかかりますが、ヤモリの吸盤機能はひじょうに優れていて瞬時に脱着ができ、ゆえに壁面を素早く走り回ることが可能です。
 アマガエルの吸盤は、キスゴムタイプに近く、あまり大きなカエルには採用できませんが、ヤモリでは全長30cmを越えるものでもこれを持っています。
 ちなみに、壁チョロはプラケースの面は登れますが、ガラス面は登れません。
 ヤモリには多数の壁チョロが含まれますが、吸盤機能を持たない地上性のものもたくさんいます。これら地上性種には、壁チョロのような愛称はないのでしょうかね

 ヤモリは分類上トカゲの仲間です。トカゲの仲間で夜行性に特化し、目が大きくなりまぶたが退化したものがヤモリです。まぶたがない代わりに目は透明な鱗で覆われ、虹彩が変化して瞳孔の大きさを変えて目に入る光量を調整しています。ヤモリの目を昼間見ると縦筋状の瞳が観察できます。トカゲモドキの仲間は、縦筋状の瞳を持ちながらまぶたもあるという、トカゲからヤモリへ進化移行型の動物で、地上性のヤモリの生態を持ち、ヤモリの仲間とされています。
 ヤモリは基本的に虫食いの肉食性です。でも中にはフルーツなどを食べる雑食性もいます。また昼行性に戻ったヤモリもいます。

トッケイ君

2013/10/18


 トッケイヤモリは、全長25〜35cmに達するたいへん大型のヤモリです。これでも壁チョロです。森林から民家の近くまで、虫のいるところに広く棲息します。分布もインドからカンボジア、体、中国南部、ネパール、ベトナム、インドネシア、マレーシア、フィリピン等と広いです。アジアのいたるところにわんさかいるので、WCものは安価です。ハワイやフロリダにも帰化しているそうです。最近はCBあるいはアルビノほかの色彩変異個体も市場に出回り、それらは高価になります。
 ショップやネット上でいろいろ見ましたが、筆者的にはノーマルがいいですね。明るい灰色にオレンジの粒々模様というかなり派手な色彩は、ひじょうに個性的で他に例がありません。



 体色は温度や明るさで著しく変化し、夜間は濃いグレーになり、日中の高温時には鮮やかな水色でオレンジの粒々模様も明るくなります。このユニークな特徴に加えて、本種は数少ない啼きヤモリです。ヒョウモントカゲモドキの生後間もない幼体が、ヒューンという威嚇音を発しますが、成長するにつれて啼かなくなります。本種は、成熟してからもブッという吠え声で威嚇するほか、よく通る声でトッケイ、トッケイと啼き、その名の由来にもなっています。これはオスがメスの気を引く声だと言われていますが、筆者のところではメスも夕刻頃に何度か啼きました。
 飼育下では、大きなケージでシェルターを充分に作ってやらないとなかなか啼いてくれないそうです。



 本種の欠点は、その気の荒さでしょう。とくにWC個体はたいへん怒りん坊で、飼育者になかなか馴れてくれません。触ろうとすると猛然と噛みついてきて流血騒ぎになります。痛いです。そんなだから世話するのが初心者ではかなり大変でしょう。スプレーで水を与えたり、餌の生き虫を放り込むていどのメンテでは苦労もないですが、ケージの掃除にはかなり手こずるでしょう。
 基本的にあまり動き回らないので、45cmていどのケージでも充分です。オス1頭にメス数頭とか飼う場合には広くて高さのあるものを用意します。オス同士は同居させない方がよいと思います。


 ↑ 怒ってますねぇ。

 トッケイ君は、大きくてどっしりした体格でとても風格があるのですが、昼夜で体の色あいがカラフルになったり地味になったりと変化たり、いろんな可愛い仕種を見せてくれたりと、見ていて飽きません。歯を食いしばると目が眼窩内に引っ込み獰猛な顔つきになりますが、舌で顔や目を舐める仕種はとても可愛いです。昼間の縦筋状の眼孔は悪役っぽいですが、夜間は丸い眼孔になってこれまた可愛いです。大型のヤモリは小型種よりも細部を観察しやすいので見どころ満載です。
 大きなケージで長く飼っていれば、独特の啼き声を聞けるかもしれませんし、突っついてやればとりあえずブッという吠え声は聞けます。日中はとにかくじっとして動きませんが、馴れてくると餌をとる様子も観察できるようになります。


 ↑ 歯を食いしばると目が眼窩内に引っ込み、いかつい顔つきになる。まるで恐竜のようだ。


 ↑ ピンクの舌で顔や目を舐める仕種は可愛い。顔に水をスプレーしてやるとこの様子が観察できる。



 ↑ 昼夜の目のちがい。日中の悪役顔も、夜間には可愛くなる。


 トッケイ君は、生き虫食いです。飼育には生きた虫のストックが不可欠になります。餌用コオロギやゴキブリが管理もしやすく便利です。とくに後者は大量管理が楽ですし、日本のヤマトゴキブリのように壁を登ったり飛んだり、体がベタついたりしないものもいるので取り扱いも楽です。ジャンボミルワームはさらに管理が楽ですが、動きが悪いので馴れないとなかなか食べてくれません。また、餌虫にカルシウムパウダーを混ぜて与えることも大切です。とくに成長期の個体には、クル病の防止に欠かせません。佝僂病(くるびょう)は、ビタミンD欠乏による骨格の発育不全なので、爬虫類用のカルシウムパウダーに合わせてビタミンを配合した栄養剤の使用もお勧めです。


 ↑ トッケイヤモリの腹面。これだけのサイズになると四肢の吸盤構造も観察しやすい。足指のひだ状に見えるものは実は細かい剛毛の集まったもの。

 壁チョロは、頭を下にした逆さまポーズでいることが多く、飼育下でも同様です。頭に血が上らないんでしょうか。人のように体重数十キロといったレベルの動物ではないので、その心配は無用のようです。また何時間もじっとしていて体がしびれたり足がだるくなったりすることもないようです。何事もなければずっと同じポーズのまま動きませんが、危険を感じたりすると俊敏に行動します。小型種はとりあえず猛然と逃げますが、本種は飛びかかってくることも少なくないです。
 寒さには弱いので、冬期は加温が必要です。日本のヤモリのように越冬はできません。15℃を下回るような温度が続けば死の危険が迫ります。熱帯魚の水温管理とちがって空気の加温はひじょうに難しいので、初心者の方はショップのアドバイスを請いましょう。


 ↑ 夜間のトッケイヤモリは、暗色の地味な色あいになる。

 ショップで売られているトッケイ君は、15〜20cmていどの若い個体が多いです。これを大きく育てるには、落ち着ける飼育環境でたっぷり餌を食べさせる必要があります。大きく成長したトッケイ君は素晴らしいです。また、飲み水は水入れで与えることはできないので、顔やその近くにスプレーして与えます。基本的には毎夕方にスプレーしますが、1日や2日世話を怠っても大丈夫です。しっかりとした体格に育ったものなら1週間やそれ以上、旅行等で世話できなくても大丈夫です。でも水枯れは死につながることも忘れないでください。
 30cm級の大きなトッケイ君はなかなか見れないので、飼育者が大切に育てて大きくするほかありません。頑張って育ててくださいね。

ニホンヤモリ

2013/10/23


 ヤモリは、人間にとってもっとも身近な爬虫類です。人家にネズミが棲まなくなり、それを当てにしていたヘビも姿を消してからも、ヤモリは人家の壁にくっついて防犯灯などに集まる虫を捕食しています。人家の壁というのは、彼らにとって申し分のない棲息地です。春から秋にかけては灯火に集まる虫を食べて繁殖し、冬は風の当たらない軒下やその辺の隙間にでもひそんで越冬します。雨や夜露で充分な水分補給ができるので、水場を求めて遠出する必要もありません。
 ヤモリたちは、探そうと思えばそうホイコラ見つかる動物でもありませんが、いるところにはかなりまとまった個体数を見つけられます。群生していると言ってもよいでしょう。各個体が数十cmのかなりの近距離で散在しています。筆者が勤めている鉄道の駅は、まさしくヤモリの棲息地で、プラットホームの窓に張りついているものを一晩に20頭以上数えることができます。ホームからだと窓ガラスの向こう側に張りついているので、腹面がよく観察でき、雌雄の判別から持ち腹まで確認できます。こちらから見えない壁面にくっついているものを合わせると、いったい何頭のヤモリがいるのでしょう。ヤモリの四肢の吸盤構造はクリアガラスは登ることができません。しかしこの駅のガラスは、ヤモリの腹面を観察できる程度の弱い並みを付けた形状になっていて、ヤモリが自在に歩き回ることができるのです。まさにヤモリ観察用にあつらえたガラスです。


 ↑ ニホンヤモリの成体。地味だ。

 自然界で群生状態で暮らしていることから、飼育下でも複数飼育が可能です。飼育下では個体間の距離が数cmとひじょうに接近しますが、ケンカするようなことはないです。立体行動するタイプの生き物ですから、高さのあるケージを用意してやります。餌は生き虫を中心にし、昆虫ゼリーもよく舐めます。ただ、花実や花の蜜に集まる習性はないので、昆虫ゼリー主体で飼うことは難しいでしょう。生き虫の準備が必須です。
 人家の壁にくっついているヤモリは、間近に接近して観察しても動かないほどですが、捕まえようとすると俊敏な動作で逃げます。採集しようと思えば、それに負けない動きで手で捕まえるのが手っとり早いのですが、噛みついてきますよ。噛みつかれてもどうってことはないので、平気な人は素手でホイホイ採集しましょう。素手が無理な場合はかなり採集が難しいです。なるべく平坦面積の広いところにくっついている個体を見つけ、鑑賞魚ようの小さな網かプリンカップでも被せて捕まえますか。


 ↑ 飼育中の様子。同種同士の複数飼育も問題ない。

 繁殖は難しくなく、飼育下でもよく産卵します。春から秋にかけて2つずつの卵を何回かに分けて産卵します。孵化した幼体は親と隔離しないと親の餌食になるので、卵のうちに親から引き離しますが、物にくっついた卵は移動できないので、卵をくっつけられた物ごとケージから取り出すしかないでしょう。あるいは親を別のケージに移すとか。


 ↑ コルクバーグのすき間に産み落とされた卵。


 ↑ 生後直後の幼体。


 ところで、ヤモリが鳴くって知ってました。筆者は昨年まで知りませんでした。筆者の家にもヤモリが棲息していまして、夏場は時おり孵化後間もない幼体にも出会います。筆者の家では、おとなたちは人の手の届かない高いところにいることが多いのに、孵化直後のベビーはしばしば玄関先や家の中に現れたりします。安全な場所というのを学習していないせいでしょうか。それとも成体の近くにいると食われちまうので、成体の少ないところに降りてくるせいでしょうか。
 去年の夏ですが、妻が就寝中に小さな小さな小鳥のヒナの様な声が聞こえると言い出すわけですよ。小鳥のヒナはかなり遠くまで聞こえる大きな声を出すので、虫か何かだろうと返事しました。2晩に渡って同じ声を聞いたというので、妻の寝室にどんな虫がひそんでいるのかと調べたところ、枕の下から孵化後間もないヤモリが出てきたどいうわけ。
 妻は、虫だの爬虫類だのが好きな人ではありませんのですが、筆者があれこれ飼っている関係で、それらを過度に怖がる人でもありません。指先に乗る小さなヤモリを、妻は可愛いとおっしゃいましたよ。2晩ベッドを共にした相手ですし。
 ヒョウモントカゲモドキも孵化直後の幼体のみ、ピューンという鳴き声をたてます。これは敵を威嚇するために発する警戒音のようですが、ニホンヤモリのベビーが自分の存在を知らせるように鳴いていたのはどういうことなのでしょう。っていうか、ヤモリって鳴くんだ。
 ニホンヤモリの孵化直後の幼体が鳴くことを知らない人は少なくないと思います。筆者もそれまで知りませんでしたし、飼育下で繁殖した幼体が鳴いたのを耳にしたこともありませんでした。生き物というものはどれだけ長く付き合っても新しい発見に満ちあふれています。


 ↑ 頭部クローズアップ。

ヒルヤモリ

2013/10/22


 ヤモリの仲間は、トカゲが夜行性に特化する方向に進化した動物ですが、その中でヒルヤモリの仲間は、昼行性に逆戻りしたやもりで、いくつかの種が知られています。地味な体色のものやシブい色あいのものが多いヤモリの中で、ヒルヤモリ属の仲間は、明るい緑色というひじょうにみずみずしい美しさを呈しています。まるで動くトロピカルフルーツです。
 全長はいずれも8cmていどで、筆者は2001年から2002年にかけてヒルヤモリの代表的な3種を1つのケージで一緒に飼っていました。


 ↑ ヨツメヒルヤモリ。前肢の後ろに青で縁取られた黒紋がある。

 1種類目。ヨツメヒルヤモリ。前足のすぐ後ろに大きな紋が目立ちます。この黒紋は水色のアイシャドーをした目のように見えることから、本物の目と合わせて4つ目の名が付いたようです。本物の目の方は黄色のアイシャドーをしています。鼻先と高等部に水色の点々があるほか、背中に赤い模様があります。そして尾は青みを帯びます。とてもおしゃれですね。

 丸い可愛らしい黒目と相まって、正面から見るとアマガエルみたいです。足の指の丸く膨らんだ吸盤もカエルそっくりです。もっともこの吸盤は微細な剛毛の集まりでできており、カエルのキスゴム状の吸盤とはちがいます。


 ↑ ヨツメヒルヤモリのペア。下にいるのがメス。


 ↑ 昆虫ゼリーを舐めているヨツメヒルヤモリ。

 ヒルヤモリの仲間は、生き虫食いですが、花実や花の蜜も大好きで、飼育下では昆虫ゼリーをひじょうによく食べます。オオクワガタ飼育用に高タンパクの昆虫ゼリーも市販されていますが、これに爬虫類用のカルシウムパウダーや栄養剤を添加してやれば、生き虫を与えなくても良いのではと思うのですが。繁殖を狙う向きには、やはり生き虫を与える方が良いでしょう。


 ↑ ヘリスジヒルヤモリ。体側に黒っぽい筋があるのが特徴。

 2種類目。ヘリスジヒルヤモリ。体側部の焦げ茶色の太い帯が目印。このヤモリも名は体をよく表していますね。目は青いアイシャドーをしています。


 ↑ ヘリスジヒルヤモリのオス。

 ヘリスジヒルヤモリは、雌雄で体の模様がずいぶん異なります。オスは、体側の帯と背中に赤い模様を持ちますが、メスでは背中の模様が消失し、体側の帯の代わりにヨツメヒルヤモリとそっくりの目玉模様があります。メスはヨツメヒルヤモリと見まがうほどですが、背中に赤い模様がないので見分けがつきます。


 ↑ ヘリスジヒルヤモリのメス。

 上の写真は、持ち腹すなわちお腹に卵を宿しているめすで、馴れてくると背面から見てもお腹が大きいことが判ります。お腹が大きくても活発に駆け回ります。


 ↑ 脱皮中のオス。

 ヒルヤモリの仲間は、取り扱いがたいへんです。皮膚が柔らかく、敵に襲われると皮膚の一部を隔離させて逃げます。尾の自切もします。ひじょうに俊敏に駆け回り、ジャンプもしますから、ケージの掃除の時などに追い回すと、皮がはがれたり尾が切れたりします。自切した尾は1度限りで再生します。再生尾はそれと判るほど継ぎ接ぎ状ですし、次の自切以降は尾なし君になってしまいます。
 筆者は、ヒルヤモリたちを自由にハンドリングできるほどに馴れさせる自信がないので、極力捕まえないようにしていました。ケージ内の汚れは、ヤモリたちを驚かさないように濡らしたティッシュで拭くていどにします。


 ↑ ヒラオヒルヤモリ。体全体に花粉を散らしたような模様が鮮やか。

 3種類目。ヒラオヒルヤモリ。太くて偏平な尾を持つことからヒラオの名があるそうですが、筆者の目には、他のヒルヤモリに比べて本種の尾がとりわけ偏平なようには見えないのですが。それよりも、黄色い花粉を散りばめたような模様がひじょうに鮮やかで、キラキラと輝いています。キンプンヒルヤモリとでも付けた方が良かったと思うのですが。
 また、頭部に3本の横縞、腰のところに3条の縦縞があり、ひじょうによく目立つ水色のアイシャドーをしています。ヒルヤモリの中では、本種がいちばんオシャレだと思います。


 ↑ 昆虫ゼリーを舐めているところ。

 ヒラオヒルヤモリの頭部の横縞は、オレンジに見えたり薄い黄色に見えたりします。横縞以外の部分の緑が際だっていて、縞の部分がかすんでいるようにも見えます。また、腰の縦縞は前方が膨らんでおり、3本指の動物の手形のようにも見えます。模様の形状や色あいは、個体によって差異が見られるほか、周囲の明るさやヤモリの体温によってもちがって見えます。





 ヒルヤモリの仲間は、たいへん美しいうえにとても愛嬌があって見ていて飽きません。けっこう物おじしない性格で、人の気配がしても逃げ出すことも少なく、たっぷりとその姿を見せてくれます。馴れてくるとケージのフタを開けると寄ってくるほどです。捕まえようとすると逃げますが。
 また、体も小さいので大きなケージを用意する必要もなく、部屋も机の上に置いても可愛いと思います。熱帯魚用の照明を使うと、ケージ内がとても映えますし。できれば紫外線量の多いUVライトを使う方が、生体にとっては望ましいようです。
 問題は、上述したようにひじょうにすばしこく、餌の交換や掃除といったメンテナンスの際に逃げられてしまうことに注意が必要なこと、とっさに乱暴に捕まえると皮膚がはがれたり尾を自切されたりしてしまうこと。ケージの側面によく糞をするので、インテリアとしてディスプレーしたいのなら、これを小まめに掃除したいですしね。糞の掃除には柄の付いたブラシやスポンジを濡らして使用するのが良いです。手をケージ内に直接入れると脱走されやすいです。
 熱帯魚水槽のガラス面のコケ取りで、マグネット式のものがありますがあれも使えます。ガラス面をマグネットではさみ、外側のマグネットを動かすと、内側のマグネットに付いていつスポンジが糞を拭き取ってくれます。これだとケージのフタを開けずに掃除ができます。たっぷりスプレーしながら作業すること、糞が古くなってごびりついてしまわないうちに作業することがコツです。それとスプレーの水に惹かれて近づいてきたヤモリを巻きこまないように。
 また、ケージのフタは小さい方がよいですね。手がやっと入るていどが理想です。開放面積が大きいとその分脱走の機会も増えます。

ヒルヤモリの繁殖

2013/10/22


 問題です。右の写真は誰でしょう? ヨツメヒルヤモリ? ヘリスジ? ヒラオ? ……正解はアマガエルです。ウソです。この写真では少し判りづらいですが、黄色いアイシャドーをしています。つまり、ヨツメヒルヤモリですね。と思ったら、じつはヘリスジヒルヤモリのメスだったりします。ヘリスジ君はオスがブルー、メスはほとんどアイシャドーが目立ちません。黄色のアイシャドーのヨツメ君と見分けるのが困難です。

 では、左の写真は誰でしょう? これは水色のアイシャドーがよく判りますね。ヘリスジ君のオスまたはヒラオ君ですね。頭部の横縞に注目しましょう。横縞は鼻の上を通っていればヒラオ君、鼻の左右にあればヘリスジ君です。えっ? 鼻がどこだか判らん? ……確かに。

 では次の写真ではどうですか? これだと鼻孔の位置が少しは判りやすいですね。ヒラオ君と答えていただければ正解です。じつは上の写真もヒラオ君です。頭部をクローズアップすると、ヒラオ君は上顎部の筋が鼻孔を避けて通り、これが上から見たときの3本の横縞の1つに見えますが、ヘリスジ君の上顎部の筋は鼻孔上を通過するので、目と鼻の間に筋模様を形成するように見えます。




 上の写真は、左からヘリスジ君オス、ヒラオ君、ヨツメ君のオスです。ヘリスジ君メスではアイシャドーがほとんど目立ちません。ヨツメ君はオスだと写真のように水色の点々模様が綺麗ですが、メスでは目立ちません。ヒラオ君の雌雄差はよく判りません。ご存じの方はメールください。

 さてさて、形態の話しはこれくらいにして、生態の話しに移ります。筆者が飼育していたヒルヤモリたちは、生き虫よりも昆虫ゼリーをよく食べました。ペロペロ舐めているだけのように見えますが、けっこう減りが早いです。これだけで飼育できれば生き虫を用意しなくてよいので楽です。
 オオクワガタ飼育用の高タンパクの昆虫ゼリーを使用したり、カルシウム剤や栄養剤を添加することで生き虫なしで飼えるような気がするのですが。ゼリーのみの飼育を奨励するような記事には出会ったことがありません。昆虫ゼリーで充分な栄養補給ができれば、長期飼育や繁殖も可能な気がします。基本は昆虫ゼリーで、時おりコオロギやローチ(ゴキブリだよ)の小さいサイズを与えるといった飼い方でも充分だと思います。
 小鳥用に市販されているミルワームも、筆者のところではよく食べました。サイズ的にとても手頃ですし、ストックがひじょうに楽なので重宝します。ただ虫の動きが悪いので、他のヤモリではあまり食べないものが多かったです。また、栄養価もコオロギやローチほどは期待できないとも聞きます。


 ↑ ペアで仲良く昆虫ゼリーを舐めるヨツメヒルヤモリ。手前がメス。頭部にオスのような水色の点々模様がない。


 ↑ ヒラオヒルヤモリ(左)と、ヨツメヒルヤモリ。どの種類も昆虫ゼリーは大好物だ。



 ↑ コオロギを捕食するヨツメヒルヤモリ。これ以上大きなコオロギはヒルヤモリたちの手に負えない。

 飲み水の問題ですが、ヒルヤモリたちは夜行性のヤモリとちがって、水入れを用意してやるとそれを見つけて水を飲むようです。うちではそうでした。爬虫類は昼行性の動物でも飼育下で水入れを認識できなかったり、認識するのに時間がかかったりするものが多いのに、ヒルヤモリたちはすぐに水入れの存在を覚えました。彼らは乾燥地帯の動物ではないので、水分はたっぷり与えたいです。水入れを覚えてくれるのであれば、数日間の外出で水涸れ死させる心配もありませんね。


 ↑ 水入れの水を飲むヨツメヒルヤモリのペア。

 ヒルヤモリたちは、日本のヤモリのように冬眠しませんので、冬場は加温します。小さな動物なのでどうしてもケージが小さくなると思いますが、そうなると心配なのが温度の上がりすぎです。乾燥地帯のトカゲのような高温は不用なので、30℃を上回るような加温は禁物です。夏場は気温に合わせて温度が上昇するのは仕方ないですが、冬は25℃ていどを目安にしましょう。
 ケージは通気性をよくしなければなりません。水分補給のためにスプレーした水が高温の水蒸気になって、ヤモリたちが蒸し焼きになってしまうというのもありがちな話しです。ヒルヤモリたちはひじょうに頑健な動物で、ずいぶん過酷な条件にも耐えてくれますが、それも長期間続くと体力を消耗し、短命に終わることになってしまいます。湿度を要する爬虫類の管理は注意を要します。乾燥し過ぎも命取りですが、アマガエルを飼うような多湿も危険です。

 ヒルヤモリの繁殖は難しくありません。雌雄のペアで適切に管理していれば、メスは2つずつの卵を数回に分けて産みます。筆者のところでは、夏場から秋にかけて、あるいは早春にも産卵していました。卵はいたるところに産みつけられますが、なるべく物の隙間のようなところに産むみたいです。ケージの壁面のようなところに無防備な状態で産むことは少ないです。
 問題は卵の管理です。親とは隔離して管理したいところですが、物にしっかりと癒着し、取ろうとすると割ってしまいます。平面に無防備に産みつけられたものなら、小さなキャップでも被せて、孵化子が親に食べられるのをガードできますが、物の隙間やケージの角に産みつけられるとそれが困難です。模造の植物なんかを入れておくと、葉の生え際などに産むことが多く、植物ごと取り出せば親から隔離できます。
 卵は乾燥には強いようです。逆に多湿すぎるとダメな気がします。


 ↑ 持ち腹のメス。ヘリスジヒルヤモリ。2つの卵が透けて見える。


 ↑ 卵は1度に2つずつ産むが、1つ1つ別々の場所に産むことが多い。


 うまく管理できれば、産卵後50日ていどで孵化に到ります。孵化直後の幼体は親のように鮮やかな緑色ではなく、かなりくすんだ緑です。それが徐々に色づいて行きます。微細な生き虫と昆虫ゼリーを与えて育てましょう。幼体の発育にはやはり動物性タンパク質は必要だと思われます。孵化直後でも頭胴長で2cm以上あるので、コオロギやローチの初齢幼虫が用意できれば問題ないです。ヤモリの発育に充分な栄養が得られるヤモリ用ゼリーが開発されれば、壁チョロの飼育も楽になるのですが。なかなかうまい話しはないですね。





 ヒルヤモリは、たいへん美しく愛嬌があり鑑賞価値の高い動物です。丈夫で長生きし、繁殖も期待できます。ただ、ひじょうにすばしこいうえに乱暴に扱うと体が傷つきやすいこと、生き虫を用意してやらねばならないことが飼育上のネックになるでしょう。驚かさないようにそっと扱えば、ハンドリングにもあるていど馴れるとおっしゃる人もいます。根気よく付き合って取り扱いが上手くなるように頑張るしかないですね。

グランディスヒルヤモリ

2013/10/23


 別項で記述したヒルヤモリと同属の動物なのですが、サイズが桁違いです。多くのヒルヤモリが全長10cm以下なのに対し、本種は25cmから30cm近くにもなります。同じヒルヤモリ属に含まれるだけあって、形態も色あいもまさしくヒルヤモリです。8cm級のヒルヤモリをそのまま3倍のスケールに拡大したみたいなヤモリです。これはマダガスカルの驚異です。多数のカメレオンが棲息するマダガスカルの爬虫類は、ひと味ちがいますね。
 基本的に森林に棲むらしいのですが、人家の付近でもよく見かけるらしいです。虫を捕食するほか花実もよく食べます。飼育方法は、他のヒルヤモリたちとまったく同じです。与える生き虫を大きくしてやる必要があるので、コオロギやローチの成体を与えます。



 筆者は、ボイヴィンネコツメヤモリ002という本種と同程度のサイズの大型ヤモリと同居させていましたが、ケンカをするようなことはなかったですね。本種は昼行性で、同居者は夜行性。昼夜で棲み分けていて、互いの休息を邪魔することもなかったようです。こんな飼育法はバカげていると多くのベテランや専門家に軽蔑されそうですが、自然界では夜行性の動物と昼行性の動物が1つのところで昼夜を棲み分けるようなこともあるでしょう。自然界では生き物たちはケージの壁で隔てられたりはしませんからね。もっとも、同じような生態を持つもの同士が、1つのテリトリー内に同居するようなこともないでしょうが。
 ただし、本種のオスはひじょうにテリトリー意識が強いそうですから、1つのケージに同種のオスを同居させることはできません。


アオマルメヤモリ

2013/10/22


 マルメヤモリ属の壁チョロたちは、アフリカ東部に分布する小型のヤモリで、生態も形態もヒルヤモリに似ています。目もヤモリ独特の夜行性タイプのものではなく、丸いつぶらな瞳です。その多くは地味な色あいをしていますが、本種はヒルヤモリをしのぐ美しさを呈します。
 コバルトブルーゲッコーとか、ターコイズブルーゲッコーとも言われ、和名のアオマルメヤモリよりもよく体を表していると思います。


 ↑ オスです。メスに比べ青色が際だっている。


 ↑ オスの腹面。下顎部が黒、腹部が黄色、尾部はオレンジという、背面とはまったく異なる色あいになる。


 飼育方法はヒルヤモリと同じで、同種あるいは異種混合も可能です。本種とヒルヤモリを一緒に飼うと、ケージの中はひじょうにカラフルです。生き虫を捕食するほか、昆虫ゼリーやフルーツもよく食べます。下の写真は飼育中の様子ですが、模造の樹を使ってレイアウトしています。潜り込める隙間の多いコルクバーグなどよりは、こっちの方が良いと思います。昼行性なので昼間に活発に動き回る様子が観察できます。
 スプレーで水を与えてやると、小さな舌でチロチロと舐めます。


 ↑ メス。写真が暗くなってしまってよくわからないが、緑色に金属片を散りばめたような体色はそれなりに美しい。

 タンザニアの一部の森林地帯にのみ棲息が確認されている希少種ということですが、一頃はかなりまとまった入荷がありました。丈夫で飼いやすいヤモリなので、国内でも繁殖に成功している人が少なくないと思います。CB個体が多数出回ると良いですね。


 ↑ 飼育環境はこんなか感じ。

 それにしてもオスのターコイズブルーは、人工的に着色したような鮮やかさです。オオトカゲやザリガニ、タランチュラ、海水魚の仲間にもこうした強烈な青色を呈するものがいますが、保護色とは逆効果で、自然界では目立ってしょうがないと思うのですが。岡山県で爬虫類ショップを営むタランチュラの権威の方がおっしゃるには、熱帯雨林の昼間の照葉樹の中では、こうした色あいがかえって目につきにくいのだそうです。
 本種のオスの美しい色あいを維持するには、紫外線量の多いUVライトが必要であるとも聞きますが、筆者のところでは自然光のみで綺麗な色を維持していました。直射日光の当たらない屋外にガラス温室を配し、その中で飼育しているので、ガラス越しの弱い日差ししか入らないし、ガラスが紫外線を効果的にカットするとも言われているのですが。完全な屋内飼育の場合はUVライトを使った方が良いかもしれませんね。


ビブロンゲッコー

2014/01/02


 南アフリカの乾燥地帯に棲息する壁チョロです。頭胴長で10cm近くになり、どっしりとした大きめのヤモリです。昼夜の温度差の大きいところに棲んでいるので頑健です。見た目が地味なので決して人気のあるヤモリではありませんが、比較的安価で、飼育繁殖が容易なのでヤモリ入門編としてお勧めです。物おじしない性格で、ハンドリングに馴らすのも難しくありません。



 壁チョロですが、けっこう地表を徘徊することも多いです。なのでそれほど高さのあるケージでなくても飼えます。ケージ内に木を入れるなら細長いものより、熱帯魚屋さんに売ってる流木みたいなのが手頃でしょう。動きもあまり俊敏ではないので、単独飼育なら20cmていどのプラケースでも大丈夫です。



 繁殖を目指すなら、雌雄のペアが必要ですが、オスはメスにしきりにちょっかいを出すので、メスの負担を考えると一夫多妻にしたいところです。少なくともメス2は欲しいところです。


 ↑ 右側がオス。メスより体格がある。

 筆者のところでは、6〜7月の産卵が多かったです。別項で記述したマツカサヤモリのようにボコボコ増えるタイプではありませんが、メス1頭で年間に数頭は子供が得られます。オス同士の同居は繁殖期に争うので避けなければなりません。そう考えるとたくさんオスが生まれると困りますね。


 ↑ 卵。粘着卵に見えるがしばしば地表に産み落とされ、砂にまぶされてこてこてになってしまう。

 卵の期間は意外に短く4週間ほどです。卵はたいてい1度に2つずつ産み落とされます。親から隔離して管理しましょう。



 孵化した幼体は、成体よりも黒いバンド模様が太くてよく目立ち、なかなか可愛いです。まぁ、どんな種でも子供は可愛いですけど。



 上の写真は、孵化直後の脱皮に失敗した例です。充分に水浴させて旧皮をはがしてやりましょう。



 親が人に馴れていても生後間もない幼体はそうではありません。注意深く扱わないと尻尾を自切します。上の写真の幼体は、筆者の不注意で尻尾の先端を失ってしまいました。尻尾の自切はヤモリの精神状態と関係があると思われます。筆者の経験では、人に馴れた成体ではまず自切の心配はありませんが、幼体や入手間のない個体、いつまで経っても人に馴れないレラトスキンクやヒルヤモリ各種はよく自切しました。


 ↑ 自切のあと、再生尾が生えてきたところ。

 自切した尾は再生します。初期の再生尾はウロコに覆われないゴムのような感じですが、月日をかけて自然な感じになってゆきます。ただし再生尾であることがまったく判らなくなることはありません。下の写真は、上の個体が成長した姿ですが、よく見ると再生尾であることが判りますね。



 ビブロンゲッコーの飼い方は、他の乾燥系のヤモリと同じです。ランドゲッコーと同じ飼い方でもかまいません。水入れは用意しますが、それを利用するようになるかどうかは判らないので、数日おきにでもスプレーで水を吹きつけてやりましょう。
 餌は生き虫です。爬虫類用のカルシウムパウダーをまぶしたコオロギやゴキブリを数日後とに与えます。ペアで飼う場合は、メスの負担を考慮して広めのケージに流木などのレイアウトを施します。理想はオス1対メス2以上のハーレム飼育です。冬場は加温が必要です。

 筆者は、生き物の飼育用に専用温室を建てていますが、その中に逃げ出した生き虫の駆除に、その辺にいるニホンヤモリを使っていました。しかし彼らは高いところが好きでほとんど役に立ちませんでした。
 そこで、うちで繁殖したビブロン君たちを温室内に放したところ、いい仕事をしていましたね。ただ残念なのは、姿を見せてくれず、糞を見つけて存在と仕事ぶりを確認できるだけでしたが。

ニホンヤモリ2

2014/07/23


 今年もヤモリの季節になりました。1ヶ月ほど前にも早々と姿を見せた個体がありましたが、本番はこれからです。筆者が勤務する駅では、プラットホームの東側の窓に毎年たくさんのヤモリがつきます。それにしても春先の冬眠から覚めてから今までの間は何してたんでしょうね。彼らはガもよく食べますが、今となってはガは少なくなってしまいました。



 ガラス越しの夜間撮影では、あまり綺麗には見えませんが、肉眼では雌雄の別、メスのお腹の卵の有無までガラス越しでもよく見えます。



 ガラスがもっとクリアなものだったら良いのですが、それだとヤモリが上手く張りついていられなくなります。
 これから秋口まで、多数のヤモリがこうして東側の窓ガラスに集まります。駅を外から眺めるとガラス以外の壁面にもさらに多くのヤモリが目撃できるでしょう。それにしても東側だけに集中するのはどうしてでしょう。線路でヤモリの棲息環境が途絶しているのでしょうか。もっともホーム上にはあまり進入して来ないので、線路が環境の境界面であるとするには根拠は足りないのですが。駅の東側は人が立ち入ることがほとんどなく、クズが生い茂り、キリギリスもたくさん棲んでいます。西側とはかなり環境がことなるのは事実です。

エダハヘラオヤモリ

2014/09/03


 マダガスカル東部に棲息する小型樹上性ヤモリです。マダガスカル北部にエベーノヘラオヤモリというよく似たヤモリがいますが、本種の方が尻尾が大きいので判別は容易です。多湿を好む森林性の動物で、本種を飼っていた2002年夏、森林性の動物の飼育の難しさを思い知りました。



 みごとに枯れ葉に擬態したユニークなヤモリです。写真では緑の葉(模造)に乗っているので、擬態のほどはあまりよくわかりませんが、まるで枯れ葉に手足があるような生き物です。



 マダガスカルの擬態名人と言えば、カメレオンが有名ですが、本種も状況によってはカメレオンを凌駕する擬態ぶりを発揮します。動きはゆっくりとしています。夜行性動物特有の大きな眼を持っています。



 頭部のズームアップ。縦筋瞳の大きな目はなんだか宇宙人的ですね。っていうか古典的な作家が想像した宇宙人が爬虫類的なんですけどね、じつは。目の下にクリーム色の涙紋が目立ちます。枯れ葉に擬態するタケカレハも翅の同じような色の小さな紋を持っています。この共通点は偶然の一致でしょうか。葉に落ちた鳥の糞(尿酸)を真似たもの、といったらこじつけが過ぎますか?



 脚も枯れ枝っぽいです。ここまでの擬態では爬虫類としては最高レベルですね。



 尻尾は、色形ともまさに枯れ葉。色や形状には個体差がありますが、この尻尾には虫食いの痕まであります。しかもそれが左右非対称ってところが絶妙ですね。



 べつの個体の尻尾です。虫食いの痕はなく、全体的に白っぽく側面の一部が小さく反り上がり、干からびた落ち葉のような演出です。
 残念ながら、湿度と温度の管理がうまくゆかず、長生きさせることができませんでした。入手したのがワイルド個体であったこと、真夏に飼育を始めたことも敗因のひとつだったと思われます。当時の未熟な筆者は、高湿度の維持に専念して高温に対する配慮がなかったように思います。といいつつ今なら上手に飼えるのかと言われれば、かなり怪しいものですけど。

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