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けものたち

 このブログで哺乳類の話題を出す予定ではなかったのですが、古い記録を見ていますと、けっこう写真を撮り貯めており、記事もせっせと残しているので、爬虫類との比較対象として紹介しておこうかと思い立ちました。
 筆者は、哺乳類であっても名前をつけて家族の一員扱いするような飼い方はしません。そんな飼い方を否定するわけではありません。ただ、ナチュラリストとしてはナチュラルじゃないな、と思うし似合わねぇと思えるのでしないだけです。でもまぁ、人が生き物の情愛を注ぎ、家族の一員扱いすることは、ある意味人として当たり前ですし、それが人の生態と考えるならはやりナチュラルなのかもとも思います。でもそれは人の生態の観察のような気がしてしまいます。
 筆者は観察者でありたいです。そりゃ人間ですから、相手が爬虫類であってもその仕種に萌えることは少なくありません。寄ってくると可愛いです。でも、基本はどんな環境を維持すると上手く行くか、どんなふうにすると手を抜けるか、様々な生き物を極力同じ環境と同じ餌で飼うことはできないものか、ちがう種類の生き物を同じケージで飼う方法はないか、そういったことを考えて飼育しています。繁殖に成功したり、孵化の瞬間が見れたり、虫なら羽化の様子が撮れたりすると達成感を感じます。生態写真のコレクターみたいなものですね。
 ペットや家畜という概念は、生き物との共生関係のひとつであり、それも人間の文化であって生態の一部と言えるでしょう。哺乳類や鳥類のブログでは、可愛い仕種の写真であるとか、食べ物の好き嫌いのこととか、個性についてとか、そういった内容が多いですね。一方、虫や爬虫類のブログには、成長や繁殖の様子、品種の作出、変異型の話し、といった内容が目につきます。筆者の場合はどちらかと言うと後者の方で、それは共生関係というより、観察であり実験です。観察したり実験しありすることも人の生態の一部ではあるのですが、飼育者の興味は観察や実験の結果であって、生き物とよい関係を築くということは二の次になります。
 もちろん虫や爬虫類を、名前をつけて可愛がり、家族同然に接する人も多いですし、それも否定しません。それでも上手くやって行けるところが人と生き物との不思議な関係です。
 ここでは、筆者のわずかばかりの哺乳類の飼育について記述しますが、ノリが虫や爬虫類と同じです。人と生き物との温かい関係といった内容を期待するる向きには申し訳ないです。

ハツカネズミ

2014/10/17


 もともと野生のハツカネズミは背面が黄褐色で腹面が白いのですが、家住性のものでは灰褐色から黒色のものが見られます。ただ今では人家に棲んでいるネズミはほとんど見られなくなりましたが。
 古くからペットとして流通している赤目で体の真っ白のハツカネズミは、アルビノを選別固定したものです。パンだマウスと言われる白地に黒い模様の入る品種も人為淘汰によって生まれた品種です。



 筆者のような爬虫類愛好家にとって本種は、飼育動物の餌です。現在もたくさんの冷凍マウスを購入しますが、それらはほぼすべて白いアルビノマウスです。2005年冬、冷凍マウスに餌づかないヘビのために10頭の活マウスを入手したのですが、あまりに可愛かったので、その一部を飼育動物にしました。



 飼育を始めてちょうど1週間で、最初の出産がありました。上の写真の母ネズミはパンだマウスです。稚児は、筆者にとってはピンクマウスの呼称で見慣れた、幼蛇用の餌です。生後間もないピンクマウスのサイズはピーナッツくらいです。



 母ネズミが複数いたので、なんども出産がありました。上の写真は多産の例です。右側に頭だけ写っている母ネズミが1度にこれだけ産みました。



 稚児たちは母ネズミの母乳を飲んで日に日に成長します。上の写真はピンクマウスLサイズからファジーといったところです。おっと、また餌扱いしちまった。ファジーはうっすらと毛が生えてきたものを言います。



 ファジーまでの成長過程を並べてみました。パンダマウスの場合、毛が生える前に皮膚にメラニン色素が蓄積されます。……可愛いですね。手に乗せると稚児たちはとても温かいです。



 複数の母親がいると、いつの間にか共同子育て状態になってしまいます。さまざまな成長過程の稚児たちが一ヶ所に集められています。とくに巣作りはしませんが、子育ての場所は特定のところに決められます。



 子供を1匹つまんで、別のところに置いてやると、子育て中の母ネズミが子育て場所に運びます。母子で顔が似てますね。



 おお、おお、ファジーから毛並みのしっかりしたホッパーていどに育ちましたよ。まだこうしておしくらまんじゅうしています。成長は唖然とするくらい早いです。ハツカネズミは漢字で二十日鼠と書き、20日ていどで大人になっちまうのだと聞いたことがありますが、実際には性成熟まで2ヶ月くらいはかかります。飼育下では栄養状態が良好なせいかもう少し短期間で育つ気がします。
 野生では春と秋に繁殖しますが、飼育下では年中繁殖しています。そのためには冬場は加温が必要です。



 なかなか自立しようとしない大きな子供たちの中へ、また新たに生まれた稚児が加わり、子育て場は、なんじゃこりゃ状態です。



 ケージ全体の様子。45cmのプラケースの中でマウスたちがひしめいています。2世たちも今では自立し、ケージ内にはたくさんのアダルトマウス(餌用語)がいます。常に新たな稚児が加わり、ケージの隅が子育て場になっています。餌は入れ物に入れて与えますが、すぐに食べ散らかしてしまいます。



 飲み水は、水入れで与えてもこうして仲良く飲みますが、とにかく行儀が悪いので、水入れはすぐに底砂で埋められてしまいます。ケージにはマウスやハムスター用の消臭効果のある砂を敷いています。それでも臭いです。砂はマウスが増えれば頻繁に交換しなければなりません。それでも砂を敷いていると糞尿がほとんど目立たないので良いです。飲み水は、最初の写真にあるような小動物用の給水器で与えるのが良いです。
 餌は、種子やドライタイプのペットフード。ジャンボミルワームなどの活き虫もよく食べます。草花も食べますが、野生のものはバイ菌が怖いので与えない方が良いかもです。野菜も食べますが生野菜は食べ残しを出さない量を与えないとすぐに不衛生なことになってしまいます。



 ハツカネズミは、複数飼育でもハムスターのように傷つけあったりしないのでいいです。それでも過密状態になってくると、稚児が食べられてしまうことが多くなります。
 飼育を開始して2ヶ月半ほどで、2世が最初の子を出産しました。それから3ヶ月後には3世の子すなわち4世が誕生しています。まさにネズミ算式に増えてゆきます。
 大所帯になってくると、人が入れるほどの衣装ケースに移して飼わねばなりませんでした。ハツカネズミはかなりジャンプできるので、うっかりするとケージから飛び出してしまいます。
 どんどん増えるマウスは、爬虫類たちの餌になってゆきました。また、個体数が増えると近親交配が繰り返されることになり、虚弱で病気しやすい子供が生まれたりするようになります。本種を長期的に飼うには、多数のケージにグループ分けを行ない、近親交配を避けるよう配慮が必要です。
 それこそ爬虫類の餌にでもしなければ、増やしてはいけません。単独飼育で良い環境を整えてやれば2年くらいは生きるでしょう。短命多産の小動物は、野生でもその大半が捕食者の餌になる運命にあります。成熟して繁殖に加わるまで生き長らえるのは、稚児のごく一部ですし、成熟した個体でも天寿をまっとうするものは多くないでしょう。増殖し続けるマウスを餌に供することを残酷だとする理屈は、自然の摂理を尊重するという観点からすると大きな矛盾であり、甘い正義感でしかありません。
 手塩にかけて育てた牛を、食肉として出荷する農家の子供たちは、この問題をどのように消化しているのでしょうか? 牧場の子供たちの情操教育はどのように行なわれているのでしょうか?
 この問題は本項で語るには荷が重すぎますね。
 ハツカネズミは、可愛くて飼いやすい動物ですが、飼育下での繁殖が手放しで喜べないというジレンマを孕んでいます。

ヨツユビハリネズミ

2014/10/22


 アフリカのセネガル〜エチオピア、ザンビアまでのサバンナに生息する体長15〜20cmていどのハリネズミです。基本的に単独生活をしており土を掘って虫、キノコ、小型爬虫類等を食べているようです。視力は弱く、恒温性も低いので暑さ寒さに強くありません。飼育下での寿命は5〜10年といわれています。和名の由来は、後肢の指が1本消失して4本指になっていること。ペットとしてもっとも普及しているハリネズミです。



 2005年6月、飼育下で繁殖した個体をペアで譲り受けました。雌雄とも生後1年足らずですが、すでに成体のサイズに達しており、オスが約15cm、メスが20cmていどです。上の写真はオスです。シナモンと呼ばれるアルビノ品種です。



 ルビーアイがとても美しいですね。筆者は哺乳動物の飼育に関しては、幼少の頃に飼ったことのあるスピッツの小犬とヘビの餌として入手するも飼育動物に転化したハツカネズミくらいしか経験がありません。べつに哺乳類が嫌いってわけじゃないのですが、毎日面倒みるのが無理なので飼えないわけです。ハリネズミのような原始的な単独生活者なら、カメレオンていどの手間で飼えるのではないかと踏み、いちおう飼育方法も調査し、飼育に踏み切りました。



 メスです。いつみても丸くなって針を立てています。人が近づくと、ブブブブブブブ、と獣らしからぬ変な声を立てます。たぶん威嚇音でしょう。



 毛先がランダムな方向を向いたメスの背中。毛というより針ですけど。まるでクリです。素手で触れません。



 一緒に送っていただいた毛布の中で休んでいるメス。でもこの毛布はすぐにボロボロになってしまいました。



 ハリネズミ用の木の巣箱を2つ買ってきました。オスはすぐに気に入ってくれましたが、メスはいつも外で寝ています。



 そのうち1つの巣箱に2頭が入って休むようになりました。2つ用意した意味がないし。



 やっぱ互いの針が痛いのでしょうか、またまたメスが外で眠るようになりました。巣箱の1つはいつまで経っても空家です。



 なかなか見られないメスの顔。メスは1ヶ月経っても人に慣れません。ジャンボミルワームを差し出すと食べますが、人の手から採餌することを覚えても、けっして警戒心を解こうとはしません。それに比べてオスの方は、すぐに人に慣れ、人を見ると寄ってくるようになりました。毛を逆立てたりしないので素手で触れますし、手に乗せても平気です。



 水を飲んでいるメス。ネズミのように給水器を用いるより、水入れの方が良いみたいです。



 オスはたいてい巣箱の中にいて、人を見ると寄ってきます。メスは巣箱の外にいることが多く、人を見ると体を丸めて毛を逆立てます。
 哺乳類と言えども、知性的な爬虫類と比べてそれほど利口であるようには見えませんでした。人への馴化は中型のトカゲやカメの方が良好です。原始的だとは言え哺乳類なので、もっと知性的な反応を期待していたのですが。ただ、ハンドリングすると爬虫類と哺乳類とでは反応がちがいますね。爬虫類は寄っては来るものの、手に乗せるとそのままじっとしていることはありません。つかまえていないとどこかへ行ってしまいます。哺乳類の場合は、人の手の中で安心して眠ってしまうことさえあります。自分を襲わない強くて大きな味方のふところは、母の温もりのようなものなのかもしれません。

 ハリネズミは肉食性の強い雑食だと思われます。ジャンボミルワームを与えるといくらでも食べます。専用の人工飼料もよく食べますが、やはり生き虫は大好物のようです。食べる量も多く、糞尿の量も多いのでたいへん臭いです。脱臭剤も市販されていますが、効果は一時的なような気がします。テリトリーを示すために体臭が強いというのもあるのでしょうか。
 やはり毎日見れるまめな人じゃないと哺乳動物はきれいに飼えないと、数ヶ月で飼育を断念し人に譲りました。

タイワンリス

2018/12/25


 中国からマレー半島にかけてひじょうに広い生息範囲を有するクリハラリスの台湾固有亜種だそうです。日本では伊豆大島に持ち込まれ、飼育個体が逃走し野生化したのが最初で、それ以降各地の公園等で観光用に放たれているのだそうです。
 日本在来種のニホンリスがこれより少し小型のため競合に負けて減少しているほか、木の穴で子育てする鳥のヒナが襲われる被害が出て、現在は特定外来種に指定され飼育も禁止されていますが、各地における観光目的の飼育は現在も続いています。

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 東京の町田リス園で放し飼いされているタイワンリスです。本来成体は単独で行動するそうですが、ここでは群れを成しています。大きなしっぽが大変ボリュームがあります。

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 放し飼いスペースは金網で外界と隔絶されていますが、おそらくリスはそれをやすやすと乗り越えて逃げ出します。多数の巣箱も用意されていて繁殖が促進されています。

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 齧歯類(ネズミ目)の仲間としては大型で、進化的にもかなり高等な動物に見えます。多くのネズミのような平面行動ではなく立体行動が得意で、動きも素早く複雑です。

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 同園のケージ内で飼われているシマリス。シマリスはペットとしても有名ですね。これに比べてもタイワンリスは高等動物に見えます。

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 人間をまったく怖がず、エサを当てにして駆け寄ってきます。放し飼いスペースに入る際に手袋を渡されます。誤って噛まれるのを防ぐためですね。

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 園内で売っているリスのエサはヒマワリの種でした。硬い皮を割ってその中身を食べます。

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 大勢の観光客がせっせと与えても過食にはならないようです。リスたちは満腹を知らないようにいくらでも寄ってきて食べます。ヒマワリの種だけでは量的には大したことないのでしょうね。

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 動きがひじょうに複雑で、思いもよらない場所から飛びついてきたり、エサを持っている人に飛び乗るのに別の人の体を利用したりと、高度な技を使います。爬虫類の飼育を手掛ける筆者はヘビやトカゲの直線的な動きばかり見ていますから、哺乳動物の複雑な動きには目を見張ります。とっ捕まえることもできません。

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 後足で立ち上がったり、前足を手のように用いるさまは、霊長類的で、原始的なサルのなかまメガネザルやロリスを思わせます。これまでリスを間近で観察する機会はあまりありませんでしたから、その驚くほど知的な行動パターンに驚かされました。

モルモット

2018/12/26


 南米原産の比較的大きな齧歯類です。最初にこれを日本に持ち込んだオランダ人が、リス科マーモット属のネズミと勘違いしたことからモルモットの名前が広がったとされています。現在も日本の図鑑等では本種の和名はモルモットで、マーモットは別の動物です。モルモットはまたテンジクネズミの別称を持ちますが、本種の分類上のグレードにこれは用いられ、齧歯目ヤマアラシ亜目テンジクネズミ科テンジクネズミ属がモルモットの分類階級です。
 南米にはテンジクネズミ属の仲間がいくつか存在しますが、テンジクとは旧インドの天竺のことで、意味合い的にはインドネズミなのですが、テンジクネズミは日本では正式な学術用語であるにも関わらず、この仲間はインドとは無関係です。
 この矛盾について、むかし高校の先生に質問したことがありますが、古くから浸透している和名は混乱を避けるために簡単には変えられないとの返答でした。しかし古生物の中には名前が何度も変わっているものがいると言うと、そういうことは
専門家ならぬ者が考えるべきではないと言われました。

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 町田リス園には、モルモットの飼育のための広いスペースが用意されていて、多数の個体が走り回っていました。健康管理は万全のようです。草食性で乾燥地帯で草を食べて暮らしていますが、同園ではキャベツやニンジンを与えていました。

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 温厚で人懐っこく寂しがりやなので、1頭をケージに閉じ込めてあまりかまってやらないような、爬虫類的飼い方では体調を崩すかもしれませんね。立体行動はあまりせず高所は苦手なので、子供のうちは抱き上げると怖がるらしいですよ。

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 お菓子の柿の種みたいな糞をしてました。たくさんいてもあまり臭くありませんでした。それでも日々の掃除は怠れないでしょう。暑さに弱いそうで、夏場の管理は難しそうです。排尿による体温調節が重要であることから充分に水分を摂らせる必要がありますね。

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 平面行動の動物であるせいか、リスよりも下等な感じを受けます。そもそもリスの機動力と敏捷性が齧歯類としては突出しているのでしょう。その点モルモットは扱いやすくていいですね。

デグー

2018/12/27


 南米のチリの山岳地帯に棲む齧歯類です。ずんぐりとした体形でほどよいサイズがあり、日本でもペットとして人気があるようです。爬虫類愛好家はおろかにもテュー上科に属する大型トカゲのテグー(Tegu)と間違ったりしますが、本種は濁点の付くデグー(Degu)です。むかしペットショップで本種をテグーと表記していたのを見たことがありますが、いたずらで濁点を消されたのか、店長以下本当にテグーだと思っていたのかは不明です。とにかく大勢の人が誤認しやすい名称です。

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 脚力があり敏捷で、感覚器もひじょうにすぐれているらしいのですが、狭いケージでも問題なく飼えるようですよ。人への馴化は他の齧歯類に比べて優秀で、しっかりとかまってやると高い信頼関係が築けるそうです。逆にぞんざいに扱ったりいじめたりすると信頼を回復するのが難しいとか。知能レベルが高いですね。

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 野生でも集団生活をしていて、複数の個体が身を寄せ合って眠るそうです。

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 町田リス園では、高さのあるケージで飼われていました。あまり動き回らずじっとしていることが多かったですが、そういった性格なのか、人がかまってやらないからボーッとしているのかは不明です。

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 乾燥地帯の過酷な環境で暮らしており、現地のイネ科植物のみを摂取して生涯を過ごすらしく、飼育下で栄養価の高いエサを豊富に与えると内蔵に負担をかけることになりそうです。

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 飼育下では5〜6年あるいはそれ以上生きるらしく、齧歯類としては長命の方ではないでしょうか。

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 哺乳動物と言えば、ハツカネズミ、ハリネズミ、イヌっころ(幼稚園の頃)くらいしか飼育経験がありませんが、これなら飼ってみてもいいかも、なんて思いました。

オグロプレーリードッグ

2018/12/28


 体長30〜40cmていどになる齧歯類です。高い社会性を持ち、地下に巣穴を作って集団生活をしています。有名な動物でドッグと言えどもイヌとは無関係なことは誰でも知っていますよね。むかし首輪をつけて散歩させているネタみたいなジジィを見かけましたが、あれは虐待のようにも見えましたね。

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 ふっくらとした体躯と愛嬌のある顔つきをしています。町田リス園ではガラス製の円筒形のケージに入っていました。なんかあまり動きませんでした。警戒心が強いので、観客の目を気にしているのか、逆に飼育下で安心しすぎてリラックスしているのか。

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 ケージの中はトンネルだらけ。野生状態がよく再現されています。ペット用に市販されていますが、ご家庭で飼う場合はこうした設備は用意できないですよね。みなさんどうしているのでしょう。

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 もふもふです。

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 プレーリードッグ属はすべて北米大陸に生息するそうです。猛禽類や肉食動物の襲撃を警戒しながらたくましく生きています。集団で営巣することは、互いに危険を知らせ合って退避行動をとるうえで有利なのでしょう。

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 アメリカでは、病原菌の媒体となったり、牧草地に巣穴に作って家畜に害を与えるなどで害獣として駆除対象になることも多いそうです。日本では、感染被害を警戒して現在は輸入が禁止されています。国内にいる個体は、輸入規制前に入国したものの子孫たちですね。

タイワンリス2

2018/12/30


 町田リス園、タイワンリスの続きです。同園ではほかにも数々の齧歯類が観察でき、がらにもなく哺乳類にかなり心動かされてしまいました。

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 これはリスの放し飼いエリアに張られたネットです。本種が特定外来種に指定されていることから、逃がさないための工夫でしょうか。そうじゃないと思います。この目の粗さだと脱走は不可能ではないでしょう。それよりも上空からリスを狙う猛禽類を警戒しているのでしょう。

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 放し飼いエリアにたくさん用意されている巣箱。リスたちをどんどん繁殖させる気満々ですね。

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 水は給水器から飲んでいます。爬虫類の中には水皿を用意してやっても飲み水を見つけられない残念な子がたくさんいるので、ボトルにたまっている水さえ見つける哺乳類の知性はうらやましいです。

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 時々、低い声でうなっています。可愛い容姿に反してなかなか迫力のある声を出します。テリトリーを主張しているのでしょうか。野生では基本的に単独生活らしいですから。
 ただ、エリア内のポピュレーションが多すぎて、テリトリーの維持は困難で、主張はあまり効果がなさそうです。

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 前足を手のように使ってものを食べます。齧歯類にして霊長類的ですね。

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 どの個体も人間をまったく恐れません。手に乗るとそのまま食事を始めます。

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 直立しているところ。齧歯類も危険回避等から遠くを見渡す必要性に迫られ、しばしば後足で2足直立します。

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 こうしてなついている姿を見ると、飼ってみたくもなりますが、日々の世話と臭いのことを考えると憂鬱になります。屋外飼育では臭いはあまり気になりませんが、一般家庭ではこうはゆきませんからね。
 哺乳類を飼ってる人にはほんとに感心させられます。

モルモット2

2018/12/31


 町田リス園、モルモットの続きです。今回は個体変異すなわち模様について見てゆきます。

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 最初は三毛と白です。黒と茶色と白の3色がランダムに入るのが、モルモットの基本パターンのようです。ネコの三毛と同じような感じですが、野生個体ではどうなのでしょう。改良品種のような気もしますが。

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 三毛でも黒毛と茶毛が混ざり合って新たなバリエーションになっているものもいます。全身黒も少ないですがいます。

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 おおむね茶毛で覆われた変形パターン。顔に白いラインが入るのはよくあるパターンですね。この個体は背中のクセ毛も目立ちます。
 白は、白毛だけが出色したというより、メラニン色素欠損すなわちアルビノのようですね。目も黒色色素を失い赤めになっています。すべての白がアルビノではないようですが。

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 白に茶と黒のベルトをした個体。黒の部分には茶毛が混ざりこげ茶のようになっています。

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 これはなかなか珍しいパターンですね。薄茶とこげ茶のマーブル模様で、鼻筋に白いライン。

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 下半身黒、上半身白、しかも顔に茶が発色しています。写真ではわかりませんが、鼻筋は白ラインです。このファッションセンスはどうなんでしょう。

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 お腹に白のバンド模様をあしらった黒。頭にも白毛がちょっぴり。

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 こげ茶と白のパンダ模様。鼻筋はやはり白です。

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 色合いは標準的な三毛ですが、カーリーヘアがかなりきついですね。カオスです。

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 ライトブラウンに整然としたカーリー。おしゃれです。

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 探せばもっともっとたくさんのバリエーションがありますが、基本的には茶と黒と白を様々にアレンジしているようです。こげ茶は茶と黒を混在させ、グレーは白と黒の混在で作っているように見えます。ライトブラウンのように色素の段階で変異しているものもあります。あとはくせ毛のバリエーションですね。
 ペットとして市販されているモルモットには、毛の長短によっても様々な品種があり、品種ごとに性格もちがうそうです。ここにいるモルモットたちは、様々な品種が交雑した、いわゆる雑種なのでしょう。
 モルモットの寿命は5年から8年ていどと齧歯類としてはけっこう長命のようです。大型の割にはそれほど広いスペースを必要とせず、たいへん人なつっこいそうです。値段も3000円ていどからあるようでお手軽です。ただし、飼育は衛生を維持するための戦いになります。

モグラ

2019/07/30


 モグラは人間にとって身近な動物としてひじょうに有名ですが、その姿を直接目にすることはほとんどありません。イタチやクマネズミのように、ひょんなことから姿を現すようなタイプではありません。
 前肢が掘削に特化した小さなトガリネズミの仲間で、日本には固有種が何種類かいるそうです。
 ご承知のように彼らは地表でエサをあさる暮らしはしていないので、都市化が進み土の露出が少なくなっている環境では住めなくなっているようです。

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 モグラ塚です。いわゆるモグラが地底を掘り進んだあとですね。写真では土が盛り上がっている様子が解りにくいですが、左右方向にひび割れがしょうじているところがそうです。ひび割れを見てモグラ塚が比較的新しければ、掘り起こしてモグラを得ることも可能です。

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 土の盛り上がりの延長にある穴。モグラが地表に姿を現すことは皆無ではありませんが、少なくとも日中は出てこないでしょう。モグラにとって畑の土は理想的な暮らしの場であるようです。農家の人たちは畑を荒らすと言って嫌う方もいらっしゃいますが、モグラはミミズが地虫を食しており、作物に害をなすことはないと思われます。
 むかしが学校の校庭の隅でもモグラ塚を見ることがあったのですが、最近はほんと見なくなりましたね。

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目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
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両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




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