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フラットロックスコーピオン

2014/10/12


 アフリカにはフラットロックスコーピオンの種類や亜種がたくさんいるうえに、どれもよく似通っており、さらにサソリに関する情報というのが充分でないために、種の同定がきわめて困難です。これはフラットロックに限らず、多くのサソリに言えることですが。本種はフラットロックの中の基亜種ということで入手したのですが、正直筆者には前項で紹介したタンザニアフラットロックと同じに見えます。前項の後半に合せて記載したサウスアフリカンフラットロックとは、背中の形状でちがいがあきらかですが。



 腹部背面の各節の末端が黄色くなり、背中が黄色いバンド模様のようになっているのが本種の特徴ですね。タンザニアフラットロックも似たような感じですが、本種の方が体ががっしりしているようにも思えます。タンザニアフラットロックは本種の亜種の位置づけかもしれませんね。



 はい、子供を産みました。サソリはよく仔産します。入手したメスが持ち腹だったという幸せな出来事にかなりの高確率で遭遇します。ただ、幼虫の飼育がなかなか困難なのですが。



 仔産直後の子供たちのズームアップ、白くてプニプニです。お腹にたっぷり栄養を蓄えていますから、体が固まって母虫から独立するまでは何も食べません。



 数時間すると、アズキ色に色づいてきます。サソリの幼虫たちって、どうやって母虫にくっついているのか、まったく不思議です。弱くてきゃしゃな肢にはそんな能力はなさそうです。腹面に糊の役目をする粘液でもついているのでしょうか。



 母虫の背中の上にいる間に、微妙に幼虫たちの位置が変わるところがまた不思議です。



 数日たって体が固まると、一斉に親離れします。わずか1cmていどの小さな幼虫ですが、これからは自分だけの力で生きてゆかねばなりません。もっとも1cmていどで成虫というサソリもいますから、なんとか頑張ってください。



 親離れしたばかりの幼虫は、仔産直後からすると体もスリムでサソリらしくなっていますが、まだ体の色が白っぽく頼りなげです。



 自立してさらに日時が経過すると、黒いしっかりした体になります。もう小さな虫を捕食することができます。
 フラットロックの仲間は、複数飼育が可能と言われています。筆者も何種類かのフラットロックを雌雄ペアで同居させていましたが、共食いはおきませんでした。ですので、幼虫たちも1つの容器でワラワラ状態で管理していたのですが、なぜだかどんどん数が減ってゆきます。サソリの幼虫は飼育が難しいです。
 餌はミルワームなどで問題ないのですが、飲み水がたいへんです。水入れを用意してやるとその中で溺死してしまいますから、時折スプレーしてやるのですが、その際にできたわずかな水たまりでさえ溺死の原因になることがあります。
 岩場に棲んでいるサソリらしいので、潜り込める隙間をたくさん作ってやる工夫をしてやると快適に暮らしてくれるかもしれませんね。

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