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メガボール

2014/10/15


 筆者がこの虫を飼い始めた2003年当時、多足類に関しては徐々に輸入やペット化が進んでいるにも関わらず、文献や飼育ノウハウがほとんど見当たりませんでした。当時でも本種はペット化された多足類としてはすでひじょうに有名で、もう何年も前からショップやネット上で商品として取り扱われていました。ある書物にマガラシージャイアントタマヤスデという名称で記載があり、画像や産地から本種にまちがいなさそうでした。マダガスカルに棲息する世界最大のネッタイタマヤスデとのことです。



 2003年12から2004年3月まで飼っていました。タマヤスデは日本ではあまり馴染みがなく国産種は南の暖かい地方にわずかに存在するだけで、この形態から連想されるのは、どうしても極めて身近な存在であるオカダンゴムシになってしまいます。タマヤスデ類とオカダンゴムシの相似は、進化上の収斂現象の好例であると言えるでしょう。



 歩く姿もオカダンゴムシそっくりです。ただ色合いはまったく異なり、本種は褐色にかなり濃厚な緑色を帯びます。たいへん美しいです。



 本州でも見かける長形のヤスデとどうよう倍脚綱の仲間なので各節に2対ずつの肢があり、腹面は肢だらけです。



 ふだんは下を向いていてまず見ることができない顔は、ひじょうに横に長く、SFアニメに登場する怪物じみています。否、SFの方が本種をモデルにしているのかもです。



 ずっと下を向いたままの頭部と、ウジャウジャと並ぶ肢をご堪能ください。王蟲(風の谷のナウシカ)の幼虫は、この肢でゆっくりと歩行します。



 本種の専用飼料として開発されたとされるメガソイルなるマットを用いると、長期飼育も容易ということで、このマットを用いて飼育したのですが、数ヶ月の命でした。野菜類も与えてみましたが、ほとんどたべませんでした。
 あれから11年近くになりますが、本種の飼育繁殖方法が確立されたという話しは聞きませんね。

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