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マリトゲ君2

2014/10/17


 ディスパートゲオアガマの地域亜種であるマリトゲオアガマが、よく流通するのはなぜでしょう。マリという国が輸入に積極的だから? マリトゲが欧米や日本でのCB化の基盤になっているから? ディスパーの多くが、マリと語られているから? この辺の事情は筆者の推論が及びません。スーダン原産の基亜種いわゆるディスパーよりもマリが多く出回っているのが実情みたいです。
 筆者的には、マリトゲは飼育歴も長く愛着があるので好きです。



 2005年8月、2頭目となるマリトゲ君を入手しました。以前の飼育経験から、本種がかなり神経質で馴化に時間がかかること、意外と気が荒い一面があることが解っていますので、最初は単独飼育から始めました。かなり痩せています。ベストコンディションとは言いがたいです。



 体側にそって黄色がよく乗っています。



 恐竜顔が可愛い。単独飼育をしばらく続けて、与える餌に慣れてきたら、おとなしいトカゲたち、エジプトトゲオアガマやチャクワラと同居させました。同居はけっこう上手くゆき、単独飼育の時よりも餌食いも良くなりました。餌をよく食べ、物陰に隠れず積極的に日光浴するようになると飼育も軌道に乗ります。



 大きなケージのフトアゴヒゲトカゲや、すでに群れに慣れているトゲオアガマタチの中にいれても率先して日光浴するようになれば、もう安心です。上の写真の左側にマリトゲ君がいますね。
 ただ、これはあくまで筆者の実験的な飼い方であって、単独飼育で飼育者とよい関係を持つことに専念することが基本です。それがもっとも安全で適切な飼い方です。



 大きなケージで群れ状態で飼うと、トカゲたちも単に飼育者に慣れるだけでなく、同胞との関係にも気を使うことになり、いろいろ頭を使うことになります。人工環境に戸惑っている子は、とくに食べるということを同胞から学ぶようです。同居者を同胞と認識するようになると、一緒にいることで安心でき、競って餌を食べるようになります。ただし、同居者同士がおたがいに良い刺激を与え合い、良好な関係を築けるかどうか、飼育者は最初の内はなかなか気が抜けません。いつの場合も同居が上手くゆくとは限りませんし、筆者もいまだに自信を持ってお勧めできる同居マニュアルを持ち得ないでいる有り様です。
 実験はまだまだ続きます。

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