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蛾の襲来6

2014/12/31


 暮れも押し迫ったこの時期、なんて言い方をしますが、ガが2匹も出現しました。12月上旬に、真冬並みの寒波が到来し、いかに寒さに強い虫と言えども、あれで今年の虫は一掃されてしまったと思われたのですが、少し気温が上がると(今朝の気温は2℃でした)ガというものはじっとしていられないのでしょうか。昨日の気温は最高が12℃、最低は3℃だったそうですが、最高でも生き物たちの冬眠のボーダーラインの15℃を下回っています。



 駅の階段は、凍るように冷たいです。昨日のまだそれほど気温が下がっていない時に飛来したのでしょうか。



 捕まえてみると、元気にはばたきました。外温動物がこんなに低温でも動けるなんて驚きです。冬眠の習性のない爬虫類ならすでに息絶えている温度です。こんなに耐寒性のある虫がいるとは。



 もう1匹は壁に張り付いていました。上述のガとよく似ていますが、こちらは翅の横縞が細く、全体的に黄色みを帯びています。

 爬虫類やカエルの飼育を手がけていると、気温が15℃を下回ると、冬眠の習性のある動物たちはみんなお休みなさるという認識がありました。冬眠中であっても10℃以下でも動くことはあるのですが、穴から這い出して歩き回るようなことはありません。
 野生のガがこうして真冬でも飛び回るのを見ると、外温動物(変温動物)に対する認識が変わります。冬場、彼らは代謝が低下し動かなくなるものの動けなくなるわけではないようです。代謝が下がって食物を消化できないので採餌することがないだけのようです。
 ただ、飼育中のヘビや虫を急激に冷やすと動けなくなるのを、筆者は何度か観察したことがあります。アマゾンに生息する熱帯魚なども、ヒーターの故障で水温が下がってしまうと動けなくなりました。四季のない地方で暮らしている北アフリカや東南アジア産の爬虫類では、飼育温度の低下は死につながります。筆者は爬虫類用の温室では、暖房機の故障に備えて常に2機を稼働させています。過去に苦い経験をしていますからね。
 冬は虫がいない季節だと決めつけて、野外での観察をしようとしませんが、案外、冬でも動き回る虫がけっこういるのかも知れません。

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