メジロ
2015/02/04
ここ最近、よくメジロを見かけます。筆者の家のご近所では、オレンジを半分に切って刺しているところもあります。メジロの好物です。春先になると、ウメやサクラの花の蜜を吸いに枝から枝へ忙しく飛び回る姿が観察できますが、筆者はあまりそれを見かけたことはありません。たまに嫁さんと近くの山のサクラを観に行き、そんな折りにはしばしば小鳥を見かけますが、メジロにしては大きな鳥だったりと、意外にメジロに出会えないのです。
鳴き声は耳にするんですけどね。でも似たような声の小鳥はほかにもいますし。
数日前のこと、嫁さんとお出かけの際に、自宅から数軒のご近所の垣根でメジロを見ました。生け垣の中で何かが動いたので目を凝らすと、メジロが手の届く距離にいます。バッチリ目が合ったのに逃げようとしません。意外と物おじしない鳥ですね。路上にしばしば姿を見せるセキレイの仲間だとすぐに飛んで行ってしまいますが。嫁さんにも教えてしばらく眺めていました。
それからすぐ、今度は筆者が勤める駅前で2羽のメジロが遊んでいるのを見かけました。メジロはひじょうに小さな野鳥ですが、けっこう判りやすい鳥でもあります。駅前のお店の樹木を降りたり登ったりしています。小さな駅とは言え、いちおう電車が1時間に10本くらいは止まるので、そこそこ人通りもあるのですが、2羽はいつまでもそこにいて、チーチー鳴いていました。その2日後の今日もやはりその2羽を見かけました。筆者の駐在している改札からそこまで20メートルていどです。その距離でもメジロだと判ります。
むかしはメジロを飼っている人がけっこういました。手のひらに乗るサイズの竹かごの中で、練り餌をチロチロ舐めているメジロはとても可愛かったです。彼らを間近に見たのは40年ぶりくらいだと思います。
ご存じ、メジロはウグイス色をした小さな鳥で、目の周りが遠くからでも判るほど白く縁取られています。背や頭は明るいウグイス色ですが、お腹は白です。
子供の頃、メジロはトラップで簡単に捕まえられると聞いたことがあります。竹かごの天井部分にフタを設け、つっかえ棒でそれを支えておき、かごの中に果物を入れておくと、メジロが飛来し、つっかえ棒を倒してかごの中に入って閉じ込められてしまうわけです。ネットで検索すると、現在でも、メジロ落としかごといった名称でヒットします。しかしながら現在は野鳥の捕獲および飼育は違法です。高額の罰金を課せられるそうです。 市町村の許可を得て捕獲する人はいるのだそうですけど。
子供の頃、筆者は友人たちとレンガでトラップを作り、米を入れておいてスズメを捕まえようとしたことがありました。スズメはつかまらず、野良ネコにトラップを破壊されてお終いでした。
庭の木に巣箱をぶら下げておいたら、そこで子育てしないものでしょうか。たぶんムクドリとか別の鳥が利用しますよね。メジロはカゴ型の巣を自作します。近くの木々をくまなく探せば巣が見つかるかもですが、そんな気力も体力もありません。なにかメジロとお近づきになる良い方法はないものでしょうか。やっぱ果物を置いておくのが良いでしょうかね。