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ウスバカマキリ

2015/02/08


 北海道南部より九州、南西諸島にかけて分布します、生息状況はひじょうに局所的で、なかなか見つけることができません。都道府県によっては、絶滅危惧種として扱われているところもあると聞きます。体長45〜65mmていど。前肢基節の内側に黒紋があることで他種と区別できます。カマキリを見慣れている人にとっては、一見してちがいがわかるでしょう。本種の全体的に明るい感じの色合いは独特です。ハラビロカマキリと色合い的に似ていると筆者は感じるのですが、ハラビロカマキリはもっとずんぐりした体形で見まちがえることはありません。草地、河川敷、海岸付近の草原など開けた明るい環境を好むそうですが、筆者もこれまでに数回しか見たことがありません。



 2005年9月中旬にショップの通販でペアを購入した時の写真です。透明感のある明るい緑色がとても綺麗です。筆者の家の近所がまだ更地だらけだった頃に、ハラビロカマキリと共に見かけたことがあるのですが、最近は見ないですね。



 りりしいお顔です。前肢基節の内側にある本種独特の黒紋がよく判りますね。



 メスです。お腹が大きくなってきました。大きめのケージを用意し、充分な湿度を維持しつつ通気性にも配慮します。餌虫を充分に用意して置くと、ペアで同居させていても共食いは起きませんでした。このカマキリは他種と比べるとあまり貪食ではない気がします。



 飼育を初めて9日目で交尾を観察することができました。オスはメスに比べてスリムです。



 交尾中の交尾器のズームアップ。飼育を開始して3週間は雌雄仲良く同居していたのですが、オスがメスに食べられてしまいました。交尾を済ませたカマキリのメスがオスを食べるのはよくあることです。産卵のための栄養補給に重要な習性だという考え方もありますね。



 飼育を始めた約1ヶ月で、メスも死去しました。ただ、卵嚢が1つ産み落とされていました。
 カマキリの仲間は1頭のメスで3〜4個の卵嚢を産むのが普通ですが、この時は1つを残しただけでした。
 残念なことにこの卵嚢は翌年になっても孵化に至りませんでした。カマキリの卵嚢は冬場の外気に触れさせないと孵化の確率が減ると聞いたことがあり、そのように管理していたのですが。
 筆者は、カマキリの繁殖がかなり下手くそです。交尾から産卵まで上手く行くのに、大望の孵化に至らない。子供の頃はカマキリの孵化なんて普通に観察していたのに。繁殖を成功させるコツがあるのなら教えていただきたいものです。

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