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ベネズエラブラックバードイーター

2015/02/21


 パナマ、ベネズエラ、コロンビアに棲息する大型のバードイーターです。成長すると体長90mmていどになるそうです。入手先のお店のお話しでは、ペットトレードに乗ることがまれな種で、今回はヨーロッパで繁殖に成功したものが出回ったのだそうです。



 2005年の9月に入手したときのサイズが約4cm、腹部のハゲ具合が脱皮間近という感じです。それでも頭胸部はとても色鮮やかです。脱皮直後はどれほどの美しさになるのかとても楽しみでした。



 ところが、その後2ヶ月経っても脱皮せず、11月に死んでしまいました。当時はたくさんタランチュラを飼育していましたが、飼育中のタランチュラが死去したのはこれが初めてで、かなりショックでした。湿度や温度をいろいろ調整してみたのですがダメでした。



 バードイーターの天敵の話しをします。
 口器に大きな鋏角を持ち、噛みつくことで敵に大きなダメージを与える(分泌する消化液が毒のように作用し激痛と炎症を伴う)ことができるほか毒毛を飛散させるという飛び道具まで持つタランチュラですが、彼らとくに徘徊性のバードイーターを専門に狙うハチがいるそうです。ドクグモオオカリバチとも呼ばれる北アメリカ南部から南アメリカ北部にかけて棲息するオオベッコウバチは、バードイーターを見つけると急降下して襲撃し、鋏角の攻撃を巧みにかわして背中に毒針を打ち込んで仕留めます。獲物に向かって急降下する様子からタランチュラホークの異名を持ちます。
 大型のクモを狩るために体も大きくなり、体長6cmにも達します。スリムなプロポーションのため日本のスズメバチよりは見劣りするものの、長さではスズメバチに勝っています。
 狩りの成功率は9割以上で、仕留めたクモは地中の巣に持ち帰り、クモの体に産卵します。孵化した幼虫はタランチュラを食べて成長し、羽化して地表に出てきます。
 タランチュラの中でもとりわけ大きくて重量級の力持ちであるバードイーターを狩るなんて、すごいハチですね。

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