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ポリフェムスオオツノカナブン6

2015/02/25


 去年の5月から8月までの長きにわたって産卵が続いたポリフェムスですが、早いものは羽化が始まりました。産卵から8〜9ヶ月で羽化に至るわけです。けっこう大きな甲虫ですが、冬を知らないアフリカの虫は成長が早いですね。うちでは加温した温室で管理し、冬場も22〜25℃を維持していました。



 飼育ケースの外側から観察した幼虫です。なかなか大きそうです。まだ蛹室を作っている様子はありません。



 こちらは蛹室の中ですでに羽化しているようですね。つい先日蛹を見かけたので撮影しようと思っているうちに羽化してしまいました。



 マットを掘り起こしてみましょう。まずはでっかい終齢幼虫が出てきました。日本のカブトムシの幼虫よりも少し大きい程度です。



 蛹の入っている蛹室も見つけました。ケースの底で蛹室を作っていました。



 蛹室の中で羽化した成虫です。まだ自分で地表に出ようという気はなさそうです。このクラスの甲虫になると蛹室もでかいですね。



 蛹室を割って無理やり外へ出してやりましょ。オスですね。こんなに大きな虫でもずいぶん頑丈な蛹室を作っています。日本のカブトムシのそれはひじょうにもろく、掘り出すと崩れてしまうことがほとんどですけどね。頑丈な蛹室を作るに足る量の糞をお腹に貯めこんでるってわけですね。



 これもオスですが、上記のものと同様あまり大きな個体ではないです。でも10年前に育てた極小のものに比べたら立派なものです。前胸の緑色が鮮やかですね。



 メスです。そこそこの大きさがあります。現在のところ雌雄の比率は8対3でオスが多いです。目覚めたばかりでみんなまだボーッしてますが、とりあえず昆虫ゼリーを用意して、成虫の飼育ケージを仕立てておきましょう。



 まだ幼虫のものの中には、成虫よりもずっと大きなものもいます。といってもこのまま大型の成虫が得られるわけではないですが。さらに時間をかけて大きな虫に育つといいですね。幼虫の大きさは積算温度に比例すると聞いたことがあります。単純に同じ環境で育てた場合、時間をかけた方が大きくなるわけですが、この幼虫の蛹化が遅れているのは、単に孵化が遅かっただけということも考えられます。
 筆者としては、無事にそこそこの数の成虫が得られただけで大満足です。これまでコガネムシ類の繁殖に関しては蛹化から羽化の段階で失敗というのがあまりにも多かったですから。
 甲虫類の飼育で、この段階で敗北を期する大きな要因はマットの水分過多だと思われます。多湿を好む種であったとしても飼育下では過剰な加水によって失敗することが多いようです。
 ま、何事も経験ですけどね。

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