ヘビを飼ってみよう

 爬虫類や両生類、クモやムカデ等の小動物は、ハムスターや小鳥とちがって、静かで臭いも少なく、あまり手間がかかりません。餌代も高くつきません。それは彼らが変温動物だからです。ご存知のように地球上の動植物の中で、高い恒温性を有しているのは、哺乳動物と鳥類だけです。恒温動物は酵素パワーで食物を燃焼させて高い体温を維持しています。だからたくさん餌を食べ、大量の酸素を消費します。それに比べ、代謝が低く体温の維持を周囲の気温に依存している変温動物は、少食で酸素もあまり消費しません。なので糞も少なく飼育環境をあまり汚さないのです。
 変温動物の中でも、ひじょうに魅力的なのがヘビです。手も足も無く、耳もありません。目はありますがまぶたはありません。もともとトカゲの仲間から進化して来たのですが、この風変わりな風貌に関わらず、大変成功した大きなグループで、実にたくさんの種類のヘビがいます。
 そしてその多くをペットとして飼育することができます。愛好家はじつにたくさんのヘビを飼っていたりします。標準的なサイズのヘビでは長さが人間の身長ほどになりますが、その中の多くの種は、頭が人の親指ていどで、胴の太さも庭で使うゴムホースほどです。とぐろを巻くとひじょうにコンパクトに納まり、広い生活スペースを必要としません。いわゆる小動物なのです。ですから40〜50cm幅ていどの容器があれば生涯飼育することが可能で、これなら大豪邸に住んでいなくても、たくさんのケージを家庭に収容することができますね。
 ヘビの餌は、ずばりネズミです。もちろんそれ以外の餌もあれこれありますが、ネズミさえあれば、ひじょうに多くの種類のヘビを飼育できます。しかしながらネズミを飼料としてストックしておくのは容易ではありません。なにしろ生き物ですから。でも専門店や通信販売で餌用に冷凍されたネズミが手に入るので、これを買い求めて冷凍庫にストックしておけば簡単です。便利ですね。必要に応じて解凍してヘビに与えるのです。冷凍ネズミは1ヶ月以上冷凍保存できますから、まとめ買いしておくと良いですね。
 ヘビは脱走の名人です。信じられないような小さな隙間からでも脱走してしまうので、ケージ選びには注意が必要です。この点がクリアできれば、別に高価なモノは必要ありません。
 ケージを手に入れたら、底に新聞でも敷いて、飲み水を適当な容器に入れて置いてやれば、それでOKです。ヘビがすっぽり隠れることができるようなシェルター(隠れ家)を用意できれば、ヘビが落ち着くので望ましいですが、なくても平気なヘビも少なくありません。筆者はよほど神経質な種でなければ、隠れ家は用意しません。ただ底敷きが新聞ではちと味気ないので、ハムスター用のワラ(広葉樹を削ったチップ)を敷いています。
 ヘビの世話は、基本的には飲み水の交換と給餌です。飲み水はなるべく頻繁に交換し、餌はおとなのヘビなら、1週間から10日に1度与え、成長期の子供には3日置きくらいに与えます。筆者はものぐさなので、10日に1度水換えと給餌をするだけで、あとは放ったらかしです。
 ま、これは悪い見本なので、可能な限り世話を焼くようにしましょう。神経質な種の場合は世話を焼きすぎるとストレスになってしまいますが、ヘビの多くはけっこう神経が太くて、人や飼育環境によく慣れます。
 慣れれば、人前であろうがケージの外であろうが気にせずに餌を食べたり、のんきに寝そべって ふぁ〜 なんてあくびしたりする、おちゃめな姿が見れるようになります。
 ってことで、みなさんもこの可愛い動物と仲良しになりましょうね。

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