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マリトゲ君

2013/10/01


 マリトゲオアガマは、厳密には分類上ディスパートゲオアガマの地域亜種で、棲息地にマリ共和国が含まれるものです。古くからトゲオアガマの中では一番よく流通しており、人にもよく慣れて飼いやすく、日本でもなじみ深いトカゲなのですが、ディスパーの名称はなぜか耳にすることが少なかったですね。生物学に長けた方はご立腹だったかもしてませんね。亜種の1つをあたかも種名のように取り上げていたわけですから。また、採集状況によっては、基亜種やアルジェリア地域亜種のオビトゲオアガマが、マリトゲオアガマの名で流通するようなこともあったかもです。
 メスや幼体は、明るい灰色にあまり目立たない編み目のような帯のような模様が付いていますが、成長したオスは、頭部を中心に体が黒ずみ、背中に鮮やかな黄色い模様が浮かび上がります。尾は太く大きく棘もよく発達しています。尾にかなり明瞭なバンド模様が見られ綺麗です。
 全長で30〜40cmくらいになるようですが、筆者はそれより小さなメスを飼っていました。長年飼ったのですがなかなか大きくなりませんでしたね。トゲオアガマの成長はほんとにゆっくりです。



 飼い始めの頃はひじょうに神経質で、物陰に隠れてばかりでした。最初はフトアゴヒゲトカゲのペアと同居させたのですが、和に溶け込めず、餌もなかなか食べようとしませんでした。仕方なく単独飼育にしたのですが、それで状況は良くなりませんでした。かなり痩せてきて、それが深刻になって来た頃に、人に慣れてきて徐々に食べるようになりましたが、それから異種複数飼育の中に入れてやると間もなく元気を取り戻しました。単独飼育にしなかった方が早く慣れたかもしれないと、あとから思いました。まぁ、よく解りませんけど。飼育者よりもフトアゴ君たちに先に慣れましたね。飼育者をまったく怖がらなくなるまでに2ヶ月近くかかった思います。


 ↑ 飼育者よりも先にフトアゴ君と仲良くなった。


 ↑ 飼育者を恐れて、フトアゴ君の原の下に潜り込んだ。


 マリトゲ君は、筆者が西暦2000年に初めて飼育したトゲオアガマでした。買い求めた理由が今から思うとお笑いで、当時、充分に成長したフトアゴ君ペアの仲ががなんとなくギクシャクしていて、同居者を増やせばそれが解消されるかもと考えたのでした。思惑ははずれではなかったですけどね。
 その後、ケージには数種類のトゲオアガマやアオジタトカゲまでもが同居するようになりましたが、マリトゲ君はどんどん増える新入りたちともおおむね上手くやってゆきました。一頃、ジョーンズヨロイトカゲのペアも同居させましたが、これも問題ありませんでした。唯一問題だったのは、サバクトゲオアガマのオスでした。彼はなぜだがマリトゲ君だけを目の敵にし、噛みついて前足に傷を負わせてしまったので、やむなく同居を中止しました。



 飼い始めてしばらくは、フトアゴ君を遠ざけ孤独を愛していましたが、飼育環境に慣れてからは、積極的に群れの中に溶け込むようになりました。ヨロイトカゲ以外はいずれも彼女より大きかったので、とりあえず背中に乗るというコミュニケーションをとっていました。夜間はシェルターに潜り込んで眠ることが多かったのが、そのうち他の仲間と団子になって寝る姿もよくみかけるようになりました。


 ↑ 同居中のエジプト君(右)とクジャクトゲオアガマ(中)と折り重なって眠るマリトゲ君(左)




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