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サバク君

2013/10/02


 サバクトゲオアガマは、学名引用したアカンシュヌルストゲオアガマの名前でも流通しています。アフリカ産のトゲオアガマでは、最も広範囲に分布する種で、アフリカ大陸の西北部から東北部の、サハラ砂漠を横断する形で分布域を広げているそうです。その中でもモロッコに棲息する亜種がよく流通しており、基亜種の流通は何年も後のことだと聞きます。筆者が入手した個体も、モロッコトゲオアガマとも呼称される亜種の方だった可能性が高いです。
 成長と共にオレンジや黄色、グリーンの鮮やかな発色が見られ、たいへん美しい。個体によって色彩にかなりの差異があるようです。大型のものでは全長40cmを越えるていどに成長するそうですが、筆者が入手した個体は20cm弱の若い個体でしたが、すでにかなり鮮やかな発色が見られました。
 トゲオアガマには温厚な性格のものが多いですが、本種はかなり気が荒く、筆者のところでも他のトカゲたちと和合したかと思えば突然攻撃的になったりと、むらっ気があり他の個体との共同生活には手を焼きました。系統的にはディスパートゲオアガマと近縁なようで、その亜種であるマリトゲ君がとくにひどい攻撃を受けました。けっきょくのところ短期間で他のトカゲたちとの同居は断念しました。
 人には比較的早期に慣れ、ハンドリングも問題なかったのですが。ショップでもっと大きくてオレンジが色濃く出ている個体を触ろうとしたところ、猛然と噛みついてきました。


 ↑ まだ未成熟だがかなり出色している。


 ↑ 朝起きがけの様子。出色するのは日光浴で体が温まってからだ。


 エジプト君やマリトゲ君と同様にガッシリした体型で、尾も太くて立派です。色彩は個体によって様々で、黄色いものオレンジのもの、黄緑のもの、さらにはそれらの色が混ざり合った個体まで。体の所々でちがった色あいを呈するものの方が多いかもです。筆者が飼っていて子も、単色ではありませんでした。また、体が充分に温まらないと出色しないので、見る時によっては地味なトカゲに見えます。出色は体温に左右されるほか、気分にも依存すると聞いたことがあります。気分がハイの時によく出色するとか。



 食性は、他のトゲオアガマと同じく植物食寄りですが、生き虫も大好きです。エジプト君などと比べると動物質を多く摂ると言う意見もあるようですが、どうなのでしょう。この性格からして生き虫好きも理解できるような気もするのですが。


 ↑ ジャイアントミルワームを食べているところ。

 野生採集個体はどうしても気性が荒くなりがちですが、養殖個体(CB)もよく出回るようになったと思われるので、飼育するにはCBが絶対お勧めです。最近のトゲオアガマ事情はあまりチェックできていないのですが、国内CBが安定的に供給され、性格も温和なものが多くなっているとしたら素晴らしいですね。
 本種も飼育者が充分に手をかけて育ててやれば、協調性のある優しい子になると思われます。筆者が飼っていた個体も、四六時中他のトカゲとケンカしていたわけではなく、ホットスポットに集まる輪の中に溶け込んで一緒に日光浴している姿もよく見かけました。
 異種混合やオス同士の同居は難しいとしても、ハーレム状態ならきっとうまくゆきますね。


 ↑ 同居中の仲間と一緒に日光浴しているところ。左から、エジプト君(おしりだけ)、クジャク君、マリトゲ君、一番右がサバク君。左隅に見えている細い尻尾はフトアゴ君。

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