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カナブン11

2015/05/15


 事件です。カナブンの幼虫たちがいなくなっています。代わりにクワガタムシの幼虫が何頭かマットの中から見つかりました。マットは、カブトムシやカナブンの繁殖のためにネットで買ったものです。充分に発酵していてまっ黒です。これでカブトムシはブリブリによく太りました。そのマットの中にクワガタムシの幼虫が紛れ込んでいたわけです。



 これは誰が見てもカナブンの幼虫ではないですよね。そう言えば去年の秋、アマミヒラタクワガタのメスが飼育ケースから脱走して、積んであった腐葉土マットのビニールを食い破って中に潜り込み、産卵するという事件がありました。メスは無事に保護し、いくつか卵も見つけたのですが、まだ残っていたようですね。

 筆者が若い頃は、カブトムシの幼虫は腐葉土で、クワガタムシの幼虫は朽木で育てるというのが常識でしたが、その後研究が進み、最近では両者のマットは元は同じもので、カブトムシ用には充分に発酵が進んでまっ黒になったもの、クワガタムシ用には発酵が浅くて色が明るいものを使うようです。筆者が入手したカブトムシ用のマットも腐葉土系のものではなく、朽木のフレークを充分に発酵させたもののようです。



 どうです、この立派な頭部。カナブンのわけがないですね。
 クワガタムシのメスは、幼虫が育たない環境には産卵しないと言われています。産卵したということは、高発酵マットでも幼虫が育つということなのでしょう。
 それにしても産卵セットに産卵してから、わざわざ脱走して高発酵マットに産みに行かなくてもよいでしょうに。



 飼育中のシラホシハナムグリの幼虫と比較するとこんな感じ。とても大きいです。
 クワガタムシの卵が残っていることを確認できずにカナブンの幼虫にこれを使用してしまったおかげで、マットの中ではクワガタムシの幼虫がすくすくと育ち、カナブンの幼虫は死滅してしまった、すなわちクワガタムシの幼虫に食われてしまったようです。そう、クワガタムシの幼虫は他の虫を食べます。
 様々な色のバリエーションの成虫を入手し、繁殖した新成虫の出色を楽しみにしていたのに、これは大失敗でした。仕方ないのでアマミヒラタの幼虫たちはこのまま育てることにします。

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