1_萌萌虫雑記帳.png

ハチジョウヒラタクワガタ5

2015/06/18


 他のヒラタクワガタの南方亜種と同様、本亜種もみんな蛹化を迎えました。



 6月14日。これは産卵セットをそのまま保管しておいたものです。産卵セットの朽木と埋め込みマットを食して育った幼虫が、立派なオスの蛹にまで育ちました。成育効果抜群と言われる菌糸ビン飼育のものとあまり変わらないんじゃね? と思われます。



 6月16日。菌糸ビン飼育の方を見てみましょう。まず最初はメスの蛹が出てきました。蛹室の形状を崩さずにマットを除去するのはじつに容易で、これなら人工蛹室を作らなくても充分観察できます。多くの飼育者が苦労して人工蛹室を作ったり買ってきたりしていますが、その必要性を感じません。



 蛹化してそれほど経過していないメスですね。可愛いですね。



 側面図。まだ目さえも色づいていません。かなり汗をかいていますが、菌糸ビンは幼虫による消費と発酵が進むと、水分過多の状態になるようです。春先の幼虫が越冬を終えた頃あたりにビンを交換していたらこうはならなかったのでしょうか。
 蛹室上部のマットを取り除いたので、水分過多の状況はいくぶん改善されるでしょう。ダメならティッシュで拭き取るとかした方が良いかもしれません。



 今度は、蛹の体長に対してすいぶん長い(広い)蛹室です。これはオスの蛹室ですね。



 蛹室から蛹を取り出してみると、とても大きなオスが出てきました。



 先ほどのメス同様、蛹化してあまり時間が経っていない感じです。こちらはそれほど水分過多に放っていませんでした。



 次も長い蛹室です。水分過多です。マット全体が黒くなるまで菌糸ビンを交換しないのはやはりよろしくないのでしょうか。



 先ほどのメスの蛹のように汗びっしょりってことはないので、このままの状態で羽化まで管理して大丈夫でしょう。



 最後にもう1頭メス。これは目が黒くなってきています。飼育中のハチジョウヒラタでは一番最初に羽化しそうですね。

 今日は菌糸ビン飼育のヒラタクワガタ南方4亜種のすべての個体を掘り出して観察しました。いずれも蛹室を崩さずに上部のマットを除去することができたので、蛹の観察に人工蛹室は不用、ということになりました。
 人工蛹室には、園芸用品のオアシスがよく用いられ、これに水を含ませて湿度の管理をするようにしているようです。それならば、上部のマットを除去して天井を開放した蛹室をそのまま観察用に用いても同じだと思います。クワガタムシが自分で作った蛹室が湿度過多になってカビたり変な菌類がわいたりするようであれば、蛹を救出して人工蛹室に入れた方が良いでしょうね。
 ビンがポリ容器の場合は、金切りハサミ等ビン自体を切断してカップ状の容器にしてしまい、それを透明なケースに収容してやれば、カビや菌類の繁殖にも対処しやすいし観察もしやすくなると思います。工作に用いるルーターにノコ歯をつけてやれば、ビンの切断はさらに容易になるでしょう。ルーターで切り込みを入れて、あとは金切りハサミで切る方が楽かな。
 蛹室の形を崩さずにビンから取り出せれば、それをプラケースやプリンカップに収容しても観察や管理がしやすくなりますね。
 蛹や羽化の観察は人工蛹室必須ってわけじゃないと思いますよ。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM