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ヤマトシロアリ

2015/06/18


 大群を成して人家を食害し大きな被害を与えることがある害虫として有名ですが、乾燥にひじょうに弱いこの虫は、木造建造物でも乾いていれば食べることはありません。従ってたまたま結婚飛行でシロアリのオスや女王が家の近くに飛来したとしても、縁の下が常時湿度を帯びているといった事態がなければ食害される心配はないということです。縁の下への雨水の浸入、水道管の水漏れといったことがなければ、シロアリの被害はあり得ません。
 様々な虫や動物のタンパク源として野生では大いに役立っている虫で、メクラヘビなどシロアリを専食する動物もいますから、餌用の虫として市販されるべきなのですが、何せ悪名高い害虫ゆえになかなかそういうわけにもゆかないようです。
 山に分け入って朽ちた立ち木などをシャベルで破壊してみると、大群が見つかることがあります。



 今回いだだいたものは、まだ小さな幼虫ばかりです。むかし山の朽木でコロニーを見つけたことがありますが、その中には茶色い頭に鋭い大腮を有した成虫がわらわらいましたが、今回はすべて白い頭の小さな個体ばかりです。



 シロアリは、高栄養分を必要とせず、朽木だけで成長繁殖します。植物が自ら栄養素を生産するように、シロアリは低栄養の食物から良質のタンパク質を生成し、多くの動物のタンパク源になっている自然界では貴重な生き物のようです。



 飼育下では加湿した紙だけでも長期飼育が可能なのだそうです。でもうちには朽木はたくさなるので、それを気前よく与えてやることにしました。朽木を与えるとその中に穿孔して姿が見られなくなってしまうかもですが、代りに幼虫の中から女王やオスが生じてコロニーに至らないかなぁと淡い期待を抱いたりしています。無理でしょうけどね。



 小さなタッパーに保湿用のティッシュを敷き、その上に加水した朽木片を乗せてやりました。これで夏場を凌げれば長期飼育にも期待が出てくると思います。

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