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オオクロコガネ

2015/06/20


 クロコガネとひじょうによく似ている虫です。両者を並べてみるとちがいはけっこうハッキリしているのですが、単体ではどっちだったか首をひねることになります。熟達した愛好家や専門家には一目瞭然なんですけどね。クロコガネよりもひとまわり大きいともよく言われますが、おおむねそうであっても個体によってはクロコガネの方が大きい場合も少なくありません。



 普通に生活していて年に1〜2頭の割合で見かける虫です。虫探しに精力的な人にとってはもっと馴染みのある虫でしょうけど。サクラやリンゴ、ナシなどの葉を食べ、幼虫はその根に寄生する葉っぱ食いです。



 コガネムシやドウガネブイブイといったスジコガネ亜科の虫に比べると体が長細いです。本種はコフキコガネ亜科になります。コフキコガネやヒゲコガネと同じグループです。同亜科の虫たちはスジコガネ類ほどは大量に湧くことは少ないですが、筆者はこれまでにヒゲコガネ、コフキコガネに関してはかなりの個体がまとまって発生しているところを何度か目撃しています。
 とは申しましても、筆者の目撃例はあくまでも灯火に集まったものの例で、食草上に群れているものを含みません。都会化が進んだところで灯火に群れるケースという注釈が必要ですね。



 むかし本種を土中より掘り出したことがあります。葉っぱ食いが土から出てくるというイメージがなかったので、最初は糞虫かと思いました。もちろん糞虫類とは形態が全然ちがうわけですけど。でも葉っぱ食いだって地中に用事ありますよね、産卵とか。飼育してみれば、葉っぱ食いもけっこう土に潜って遊んでますよ。オスでも。



 側面図。後肢を上げていますが、コガネムシの仲間はよくこういうことしますよね。もっとピーンと跳ね上げているのもよく見かけるでしょ? この動作に威嚇効果を期待しているのでしょうか。
 カナブンや大きめのハナムグリの仲間は前肢を上げて威嚇しますけどね。



 オオクロコガネ(左)とクロコガネ(右)
 光沢のちがいはかなり明瞭ですが、他にも頭楯の部分が本種の方が幅が広い感じですね。
 本種には、まれに明るいオレンジ色の色素変異がいるらしいです。見てみたいですね。

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