1_萌萌虫雑記帳.png

シラホシハナムグリ9

2015/06/20


 生き物を1度にたくさん飼うのも考えものです。この子たちのことを忘れていました。前回から1ヶ月ほったらかしでした。すでに羽化していて餌がなくて餓死していたらあまりにも悲しいです。



 点検してみたところ、羽化して地表に上がっているものはいなさそうです。一安心です。たくさんの蛹室を発掘することができましたが、いまだに幼虫の姿もチラホラ見えました。1ヶ月前にすでに蛹室を作っていたものも、まだ羽化していないのでしょうか。カブトムシのような大型の甲虫でさえ、蛹の期間は半月ほどなのに。



 蛹室をいくつか解剖してみましょう。これは、まだ蛹室を作ったばかりの前蛹ですね。



 今度は蛹が出てきました。かなり色づいています。あと数日以内に羽化しそうです。



 取り出してみました。翅鞘には金属光沢が表れています。



 側面図。



 背面図です。



 次行ってみよう。今度は成虫が出てきました。本種の蛹の期間がカブトムシと同じようだとしたら、本種は羽化してからも長らく蛹室に留まっているのかもしれませんね。
 カナブンやハナムグリの仲間のように強固な蛹室を作る仲間は、その中に留まる期間が長いようです。飼育下では無理やり出して、通常の成虫と同じように飼育しても支障はありませんが、自然界では充分に成熟するまで地表には出ないのでしょう。



 蛹室から出してみました。まったく動こうとしません。



 腹部に赤みが残っていますね。羽化してからそれほど経っていないようです。
 ハナムグリの仲間は、いったいどれくらい成虫の状態で蛹室に留まっているのでしょう。って言うか、カブトムシはなんで羽化してすぐに地表に出てくるんでしょうね。まぁあの脆い蛹室では長期滞在には耐えれなさそうですけど。
 東南アジアや南米から輸入されるオオカブトの仲間では、羽化してから成熟までに3〜4ヶ月かかるので、それまでは繁殖に使えないとか言われます。後食すなわち羽化してから最初の採餌までの期間は、クワガタムシではさらに長期に及ぶものが多く、羽化してそのまま翌年の春まで休眠するなんて普通です。
 ハナムグリはカブトムシよりもちっこいので、羽化後の休眠も短いと思っていたのですが、そうではないようです。
 それともう1点、本種の繁殖で気づいたのですが、成育状況に個体差が大きいですね。その直接的な原因は産卵期間が長いこと、すなわち初めの方に産卵されたものと後の方に産まれた卵では1ヶ月以上の隔たりがあります。それでも年内にはすべて終令まで育ち、それから越冬に入るので、その時点で成育が追い付いたと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
 ちなみに、飼育中のカブトムシも去年ブリーダーから頂いた幼虫たちはすでに蛹化していますが、うちで産卵してそこから育てた幼虫たちはいまだに蛹化していません。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM