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カブトムシ6

2015/07/02


 6月28日。最初に蛹化したオスがずいぶん色づいてきたので、羽化の観察を期待して、蛹の入ったプリンカップを自室に持ち込みました。



 人工蛹室(と言っても単なるセルロイドの筒)の中の蛹。写真では外皮の色が強調されて黄色っぽいですが、見た目はチョコレート色に色づいています。



 蛹室から取り出してみました。頭胸部と6肢がチョコレート色になっています。



 前肢のズームアップ。蛹の中で肢の爪が出来上がりつつあります。



 サイドビュー。成虫の体はほぼ完成しているようです。
 翌朝にも羽化が見られるかと期待したのですが、その後変化は見られず、月が変わりました。



 7月1日。蛹の概観は普通のカブトムシとほとんど変わりませんが、アルビノの赤い成虫を掛け合わせた子供をいただいたものです。



 同日午前中の遅い時間に、気づくと羽化していました。羽化は夜間に行なわれると見込んでいたので不意を突かれました。



 蛹室から取り出しました。羽化してまだ数分から十数分といったところでしょう。頭部と前胸は蛹の殻を被ったままです。



 羽化の際に、前胸と中胸の境で綺麗に蛹の殻が割れたようです。この時点で頭胸部も脱皮していて、角の先端に旧い殻が残るというケースも多いです。



 後翅を後方に長く引きずっています。羽化が始まると蛹は腹部を激しく動かし、ポンプ運動が生じて体液が前方へ送られます。それが4翅に流れ込み、翅が見る見る伸長して行くのです。前翅がきれいに会合し、羽化はうまく行きました。後翅の支脈はまだたっぷり体液を含んでいます。



 頭胸部の殻をペリペリっとはがしてやりました。綺麗な赤いボディが出現しました。目はピンクで乳白色に濁っています。たいへん顕著なピンクアイです。



 子供の頃、黒色色素の減退した赤いカブトムシを見つけると、赤カブと言って大喜びしたものですが、久々に見ました。ピンクアイは初めて見ました。



 羽化直後では腹部は後方に長く突出しています。これから長い時間をかけて徐々に短くなって行きます。自然状態ではまだ蛹室に停まっているところです。6肢にもまだ力がありません。



 2時間ばかり経過しました。前翅がオレンジ色に色づいてきました。後翅はあまり変っていません。



 羽化から約3時間後。水分を含んでぽってりしていた後翅がシャープな感じになってまいりました。そろそろ後翅をたたむみたいです。



 後翅はまだ少し水分を含んでいますね。



 腹部をゆっくり動かしながら、後翅をたたみ始めました。



 数分のうちに右翅が先に収まり、それからおもむろに左翅をたたみました。これで羽化はほぼ完了です。あとは体が固まるのをじっと待ちます。



 羽化から2日目。きれいな赤カブが完成しました。



 体がすっかり色づいても目は乳白色に白濁したままです。これで視力があるのでしょうか。カブトムシのような昆虫では明暗さえ判れば、あとは嗅覚だよりで普通に生きて行けるものと思われます。



 昨日が旅行だったので、いちおう昆虫ゼリーを入れておきましたが、まだ食べていないようです。羽化してすぐに食事を始めるわけではありません。
 ということで、アルビノカブトムシの羽化第1号は無事に完了しました。

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