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ヘラクレスオオカブト

2015/06/29


 先日、コーカサスオオカブトを入手しましたが、東南アジアのコーカサスが野生採集ものが安価で出回っているのに対し、南米産のヘラクレスはかなり事情がちがうようです。長距離輸送は経費がかさむうえに輸送中の衰弱や死去のリスクも大きくなりますから、業者はあまり取り扱いたがらないのでしょうか。それよりも自家繁殖させたCBがネットオークションやショップの通販でよく出回っています。コーカサスほど安価のものは見当たりませんけどね。
 今回はグアドブール島産のものをブリードしたものを入手しました。出回っているいくつかの亜種の中では基亜種となるヘラクレス・ヘラクレスです。オス1頭、メス2頭。いずれも新成虫で、後食済みはメス1頭のみとのことです。



 メスは2頭とも70mmばかりありました。でっかいですね。形態的には日本のカブトムシと似ていますが、色合いとくに翅鞘が特徴的です。



 前胸背はオレンジ色の毛で被われています。翅鞘はシワのあるメロンみたいです。



 緑色を帯びる翅鞘の先端がヘラクレス的ですね。それと尾端のフサフサの白毛がおしゃれです。



 1頭は未後食なので食べるかどうか判りませんが、昆虫ゼリーを与えます。日本のカブトムシでは、自然羽化の場合、採餌するようになるまで時間を要しても、飼育下では与えると早期に食べ始めることがあります。ヘラクレスも同じだと思います。



 2頭のメスには広めのケージを用意してやりました。ヘラクレスオオカブトは、狭いケージで飼うと調子を崩すことがあると聞いたことがあります。メスの場合はあまり気にしなくてもよいと思いますが、念のため。それとせっかくだから繁殖にも挑戦してみたいじゃないですか。



 オスです。全長150mmを越える個体は貫祿があります。これまでにショップ等でチラッとみたことはありますが、ヘラクレスをまともに見たのはこれが初めてです。角が体長を越えています。難儀なことです。前胸の角状突起の先端部にブラシ状の毛を生じるのが特徴的ですね。



 物差しを当ててみるとこんな感じ。こんな見事な個体を個人の方が育て上げるんですよ、今の世の中は。専門家もタジタジですよね。筆者的には大きさ記録にはあまり関心がありませんが、やはり大型の個体は形もきれいです。



 フロントビュー。この虫は意外と温厚な印象を受けます。ひじょうに気が荒いコーカサスオオカブトとは対照的です。もっともおとなしいのはまだ未後食のせいもあるのかもしれませんが。



 頭頂全体が角状突起の基部を成しているせいで面長の顔つきをしています。



 翅鞘の色合いは湿度や温度によって変化すると聞いたことがあります。たいへん個性的な色合いですが、亜種ごとの差異も見られるようです。



 ケージは大きめのものを選びました。狭い場所ではストレスを溜め込みがちだそうですから。ほんとおとなしいです。



 ケージはナイロンテープで縛っておきます。温厚であっても力は強いですから、プラケースのフタなんて易々と持ち上げてしまうでしょう。餌を食べ始めると、夜間はたぶん暴れます。

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