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コーカサスオオカブト3

2015/07/09


 飼育を開始してまだ1ヶ月も経っていないのに、メスたちがバタバタと死んでゆきました。見るたびに死骸が転がっていて、とうとうメスは1頭になってしまいました。対するオスはみんな元気で、先日衰弱していた個体も持ち直して元気にしています。メスと同居させていたオスも、単独飼育のものもオスはすべて元気にしています。



 むかし飼っていた時と同じように、この虫の飼育はけっきょく短期間で終わってしまうのでしょうか。自然界でも2ヶ月ていどの寿命だそうですが、オスたちは見たところまったく衰えを感じません。



 マットの中を探ると、卵を見つけることができました。ザッと見ただけですが、数はあまり多くなさそうです。



 土くれを発見。中に卵があることは間違いありません。本種も日本のカブトムシと同様、卵を土で被う習性があるようです。土くれはひじょうにもろく、マットをかき回している際につぶしてしまうことも多いです。見るまでもありませんが、中を割ってみると産卵直後の細長いきれいな卵が出てきました。



 適当にいくつか掘り出してみました。健全な卵はきれいな白色なのですが、すこし黄ばんだ感じのものが多いです。でも、使っているマットによっては卵がすぐに黄ばんでしまうことも少なくありません。コアオハナムグリやコガネムシの卵も同じマットを使用していて少し黄ばんでいました。



 唯一存命中のメス。産卵数は多くなく、それほど消耗したようには思えないのですが。
 野生採集個体の場合、すでに交尾を終えていることも多く、その状態でオスと同居させていたことがメスの消耗を招いたのかもしれません。あるいは、採集されるまでにすでに充分な産卵行動を行なった後であるとか。



 ところで、コーカサスのメスのケージは2つ用意していて、それぞれ異なるマットを入れていました。左は通販で買ったもので、ヘラクレスマットと銘打って販売されていました。きめが粗く発酵がひじょうに進んでいてまっ黒です。保湿力も高い感じです。右はホームセンターで売られていたカブトムシマットです。発行は充分ですが、左のものほど黒くはありません。かなりきめ細かいです。
 ヘラクレスマットは、日本のブリーダーの方が研究開発されたもので、大きな袋でドドーンと売っています。カブトムシマットは小さく小分けされて売っているので、まとめ買いするつもりならヘラクレスマットの方が割安になります。
 結果として、カブトムシマットでは卵が見つかりませんでした。購入した虫たちはすべて未使用とありましたが、野生採集個体の場合は最終前に交尾や産卵を行なっていない保証はありません。したがってマットの品質と産卵の有無については、今回の結果だけで判断することはできません。ヘラクレスマットで飼育したメスの中に未産卵のものがいて、カブトムシマットの方のメスはいずれも産卵済みだったとしたら、この結果でヘラクレスマットに軍配を上げるのは早計です。でも、なんだか予想通りの結果だったなぁ、という感じを受けました。
 生き残っているメスはカブトムシマットの方で管理していたので、今後はヘラクレスマットに移します。それで、卵の入った土くれが増えていたら、ホームセンター等で買うよりも、専用のものを通販で買った方が産卵率が向上すると言えるでしょう。

 今回は、ヘラクレスマットというものを使用しましたが、コアなショップでは様々な種類のカブトムシ及びハナムグリ用のマットが売られています。そうした研究開発努力にはほんと頭が下がります。現在の昆虫業界の熟成には業者のみならず多くのアマチュア研究家の貢献がひじょうに大きく、それをネット社会が支えています。よい時代になったものです。

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