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コータオアシナシイモリ

2015/07/16


 両生類の3大グループ、無尾目、有尾目、無足目のうち前2者は日本にも生息するカエル類およびイモリ類ですが、最後の無足目いわゆるアシナシイモリの仲間は日本には生息しません。多くが地中性ですが水棲のものもいます。目は痕跡的で視力はほとんどなく、暗闇で虫を捕食しています。
 本種はメコン川流域に生息する地中性種で、タイのタオ島(コー・タオ)で発見されたそうです。ずっと地中にいる地味な動物なのであまり人気がないのか市場に出回ることは多くありません。でも価格的には安価でした。飼育も難しくなく、餌もよく食べました。



 チャコール色のオオミミズ、そんな印象を受けました。体表の縞模様もミミズ的です。ただ腹面が鮮やかな黄色をしており、たいへん綺麗です。動きは意外と素早く、地表に置くとすぐに穿孔してしまうのでなかなかうまく写真が撮れません。
 ならば潜れないケースか何かに入れて撮ればいいじゃん、と思われるでしょうが、それも今となっては無理です。飼っていたのは数年前のことですから。



 小さなコオロギやゴキブリを地表に撒いておくと、夜のうちに食べます。食べるところは見たことがありませんが、入れた虫は確実になくなりました。
 飼育レイアウトは、フラットタイプのプラケースに加水したミズゴケを満たし、一角に水入れを埋め込むように配置してやりました。水入れは4分の1円形のコーナーにフィットするタイプのもの。ごくまれに水の中にいることがありました。水を交換する時に、水入れの底付近い張り付いていることがよくありましたが、水入れを取り除くと一目散にミズゴケの中に逃げ込みます。



 パソコンの中を探してみたのですが、よい写真が全然残ってなくて。飼育環境が乾かないように注意すれば飼育は容易でした。餌虫の脱走を防ぐために虫の頭をつぶして入れてやってもよく食べました。跳ねまわるコオロギなんかよりもその方が捕食しやすいでしょう。ワラジムシなんかも餌として良いですね。ただ、虫がミズゴケに潜ると食べたかどうか見極めにくくなります。肉食系爬虫類用の人工飼料等も食べたと思います。ただ、ドライフードオンリーで本種を飼うのはよろしくないでしょうね。
 普段はミズゴケに満たされた入れ物を眺め、この中にいるんだ、と思っているだけの、とっても地味で張り合いがない動物です。地中性種はみんなそうですけどね。筆者的には手間がかからないので好きでした。

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