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壁チョロ

2013/10/17


 壁チョロ、爬虫類愛好家がよく口にする言葉です。驚くべきことにネット上の用語辞書にも記載があって、壁の上をちょろちょろ走り回るトカゲやヤモリとありました。これは愛好家や専門家たちが用いるそれとほぼ同じ意味ですが、トカゲは含まれないのが普通で、ヤモリのことを指して言います。ニホンヤモリはこの好例で、人家の壁などにくっついていて、刺激するとチョロチョロ走ります。なので日本人にとっては、ヤモリと言えば壁チョロのイメージが強いと思いますが、世界には壁に登れない地上性のヤモリがたくさんいます。それで、愛好家たちは地上性のものと区別する意味で、壁チョロという言葉を使うのです。
 壁チョロと呼ばれるヤモリたちの四肢には細かい無数の剛毛による吸盤機能が備わっていて、これでなめらかな壁面にもくっつくことができるのです。キスゴムのような吸盤では吸着には中の空気を追い出す必要があり、付いたりはがしたりに時間がかかりますが、ヤモリの吸盤機能はひじょうに優れていて瞬時に脱着ができ、ゆえに壁面を素早く走り回ることが可能です。
 アマガエルの吸盤は、キスゴムタイプに近く、あまり大きなカエルには採用できませんが、ヤモリでは全長30cmを越えるものでもこれを持っています。
 ちなみに、壁チョロはプラケースの面は登れますが、ガラス面は登れません。
 ヤモリには多数の壁チョロが含まれますが、吸盤機能を持たない地上性のものもたくさんいます。これら地上性種には、壁チョロのような愛称はないのでしょうかね

 ヤモリは分類上トカゲの仲間です。トカゲの仲間で夜行性に特化し、目が大きくなりまぶたが退化したものがヤモリです。まぶたがない代わりに目は透明な鱗で覆われ、虹彩が変化して瞳孔の大きさを変えて目に入る光量を調整しています。ヤモリの目を昼間見ると縦筋状の瞳が観察できます。トカゲモドキの仲間は、縦筋状の瞳を持ちながらまぶたもあるという、トカゲからヤモリへ進化移行型の動物で、地上性のヤモリの生態を持ち、ヤモリの仲間とされています。
 ヤモリは基本的に虫食いの肉食性です。でも中にはフルーツなどを食べる雑食性もいます。また昼行性に戻ったヤモリもいます。

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