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ヤマトシロアリ4


 7月6日。このところ姿がまったく見えないので朽木をバラしてみることにしました。なんとシロアリたちは消滅していました。死骸さえ見当たりませんでした。ケージとして使用していたタッパーには防虫シートが挿んであるのですが、それを食い破って脱走した形跡はありません。だいいちシロアリたちがタッパーの側面を登るところを見たことがありません。底に敷いてある紙の下にも潜り込んでいません。
 よく見るとタッパーの側面にいくつか小さな穴が開いていたのですが、そこから脱走してしまったのでしょうか。でも側面は登らないしなぁ。
 コロニーが大きくなった場合、勢力拡大のためにシロアリたちが自ら踏み台になって仲間を入れ物から脱走に導くというのをネットで読んだことがあります。ツルツルした側面を登れない彼らでも仲間を踏み台にして脱走を成功させるというんですね。それなら踏み台になったシロアリたちがタッパーの中に残っているはずですが、とにかく1匹も姿が見えません。ミステリィです。どなたかこの密室トリックの謎を解いてください。



 上の写真は朽木をバラしてみたところです。アリの襲撃を受けて以降は、室内で管理していたのですが、それでもアリが嗅ぎつけて根こそぎさらっていってしまったのでしょうか。それならそれでアリが中に残っていたり、シロアリの死骸が見つかったりすると思うのですが、中は何もいないシーンとした状態でした。まるで超常現象のように消滅してしまった、そんな光景です。ということでシロアリの飼育は釈然としないまま敗北に終わりました。



 何だかひじょうに悔しいので、ヤドクガエルを扱っているショップで、餌用に販売されているシロアリを入手しました。雪辱戦です。プリンカップに湿らせたキッチンペーパーと小さな朽木片が入った状態で送られてきました。この状態でもあるていどの長期間のストックが可能なのだそうです。肝心なのは湿度を保つこと。あとは前回の経験から天敵の侵入を防ぐこと、ですかね。



 木片の中に穿孔している様子はありませんが、食痕が見られますし、糞でしょうか粉状のものがところどころに付着しています。



 シロアリといえば朽木をかじるイメージがありますが、木片の上を歩いているものはほとんど見当たりません。キッチンペーパの間に潜り込んでいるものがほとんどです。



 キッチンペーパーもシロアリの餌になります。木片よりも柔らかくて食べやすいのでしょうか。紙だけでも飼育が可能とも言われています。



 ちっこくてプリプリです。なんか可愛くないですか?



 側面を登れないので、プラケースの中でキッチンペーパーをポンポンはたいてやると、ケースの底にシロアリが溜まります。前回飼育に失敗したものよりも色が黄色い気がします。黄色というかバター色ですね。



 今回はいろんなタイプの個体がいます。ほとんどはワーカーですが、頭部が大きく鋭い大腮を持つ兵アリも見えます。ひじょうに小さな幼虫も見えます。メスの中から女王が育つと素晴らしいのですが、それは期待できないでしょうね。

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