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コーカサスオオカブトムシ5

2015/07/21


 前項で、魚の群れの話しを引き合いに、オス同士が争う習性を持つ動物も、群れ状態にしてしまうと繊維を消失するという話しをしましたが、あれはこの獰猛なカブトムシには通用しませんでした。現在飼育中のカブトムシ(国産)は、オス同士仲良く、は言い過ぎですが、それほど争うこともなくうまく同居しています。筆者が子供の頃、お店で狭い入れ物にたくさんのカブトムシが雌雄別々に収容されているのをよく見かけました。けっこうなストレス状態に見えましたが、まぁバトルロワイヤルになることもなく収容されているようでした。



 5頭のうち2頭が、前胸と中胸のところで切断されて死んでいました。カブトムシのどこにこうした惨殺を行なう武器があるのでしょう。前胸の2本角と頭部の1本角とで相手を挿むことはできても、切断するようなことは無理でしょう。樹液食いの彼らに鋭い顎もなさそうですし。
 前胸と中胸の連結部分は甲虫類のウィークポイントではありますが、この虫の場合、そこがペンチにもなっていてうかつに手を出すと攻撃した側が受傷します。



 惨殺死体2頭分。殺された2頭は死んだ後に切断されたのでしょうか。
 死因を争いと考えず、衰弱死したのちに切断されたと考えれば、まぁ納得が行きます。それならカナブンだってやります。オス同士同居させたとたん、たまたま自然死したのでしょうか。解らないです。こんな野暮な飼い方する人もいないでしょうから、他人に答えを求めても回答が得られそうにないですね。



 一方、独り暮らしのメスは、せっせと産卵行動に励んでいるようです。餌食いもオスよりも良いくらいです、小さな体で。



 ケージの片側は、マットがひじょうに低くなって底が見えています。マットが一方に押し固められた感じです。



 反対側はマットの丘になっていて、この辺りに潜り込んで産卵しているようです。マットの底の方はかなり固く押し固められています。



 足場として入れてある流木の下で休んでいるメス。彼女の労働時間は夜間です、たぶん。日中はたいてい休んでいるので働き者に見えません。奥ゆかしいですね。



 6肢の符節もしっかりしていて、まだまだ元気に暮らして行けそうです。他のメスたちが早々に死んでしまったのはなぜだったのでしょう。



 ケージの外側から1個の卵を見つけることができました。甲虫類の卵が外から見えるのは珍しい気がします。外産の昆虫をたくさん扱っているマニアの人たちにしてみれば、こんな光景は珍しくもないのでしょうか。

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