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ニイニイゼミ2

2015/08/06


 かつては平地の雑木林の主要な住人であった本種ですが、都会化の進行に伴いどんどん数を減らしました。また日本の熱帯化によるクマゼミの北進も本種にとっては脅威だと言われています。セミは本来頑健な生き物で都会化が進んでも緑が残っていれば元気にしているのですが、本種は乾燥に弱く、他のセミたちが健在であっても都会化の拡大によるダメージが大きくなったとも言われています。
 ところが、近年になって復活しつつあるという情報を得ました。乾燥に対する耐性を得たとする説を聞きますが、そもそも乾燥に弱いという考え方自体が正しくなかった可能性もあるのではないか、そんな気もします。筆者の家の周りでは現在でも時折姿を見かけます。



 最近の気象変動の影響かなんだか、地域によっては数が増えているところもあるらしいです。以前のように大幅に減少してしまったところではあまり回復は見られないと思いますが、最近は増加傾向の場所が多いとも聞きます。素晴らしいです。



 本種は梅雨時期からシーズンになり、8月に入った今頃はそろそろ終盤になってくるので、これからは姿を見ることが少なくなります。



 頭部クローズアップ。セミってみんな同じような顔してますよね。この小型のセミにも3つの単眼がちゃんとあります。



 横顔。このセミは小さいながらも模様が美しいです。ぱっと見地味なんですが。そしてこの模様が樹上だとひじょうに効果的な保護色になります。



 腹面図。頭部の口器につながる部分が、なんか大むかしのスタンドマイクみたい、って前にもどこかで書きましたっけ。



 セミは翅を開くと胴の長さがずいぶん短くなってしまいます。そして本種の場合、黒い後翅が出現するのが特徴です。これはもしかすると鳥などの天敵をひるませる効果が期待できるかもしれませんね。ある種の蛾のように目玉模様になっているとさらに効果的なのですが。

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