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パラワンオオヒラタクワガタ

2015/08/06


 クワガタムシのブリードを手がけている方から届いた、巨大なヒラタクワガタです。日本のヒラタクワガタよりも2〜3cm大きいです。大きな個体ではオスの全長が110mm以上に達するそうです。ヒラタクワガタの25の亜種の中では最大です。基亜種となる東南アジア産のオオヒラタクワガタで100mm近くに達するそうですから、日本のヒラタクワガタ最大で75mmが小ぶりな方ってことですね。飼育中のハチジョウヒラタはさらに小さく60mmていどですけど。



 でっかいですね。ヤシガニかよって思っちまいます。フィリピンの西のパラワン島に棲んでいます。以前に飼っていたスマトラヒラタよりもスリムなので、同程度のサイズの個体同士であればスマトラヒラタの方が大きく見えます。



 大腮は直線的で、スマトラヒラタのように湾曲しないので、温和な感じに見えます。でも実際にはひじょうにアグレッシブな虫で、同種のメスをふくめあらゆる虫との同居が不可だと言われています。繁殖のために雌雄を同居させておくとメスが殺されます。メスがオスの目の届かないところに逃げ延びて生きながらえるケースも少なくないとは思いますが。



 ものさしを当ててみると100mmほどありました。やっぱデカいですね。飼育者に対してはとっても温厚です。威嚇行動も見られません。これは比較的おとなしい個体かもしれませんね。あるいはネコを被っているだけかも。



 6月頃に羽化したそうですから、もう後食は始まっているでしょう。ケージには昆虫ゼリーを入れておきます。飼育ケースは小さなものでよいでしょう。それほど動き回る虫でもないですし。ただ力が強いのでフタはひもで縛っておきます。



 メスです。40mmそこそこ。これは他の亜種とほとんど変わらないサイズです。オスとのサイズ差がたいへん大きいですが、クワガタムシの場合、雌雄のサイズ差が大きいのは普通です。



 メスもオスと同じように獰猛なのでしょうか。クワガタムシは雌雄を一緒にしておくと、オスの符節がメスによってみんな切断されてしまうなんてこともあります。メスからオスを守るために雌雄を遠ざけるケースもあるってことです。



 メスはオスとちがって産卵行動のために盛んに動き回りますから、広いケージを用意します。繁殖のためには水に漬けこんだ朽木を埋め込む必要がりますが、それはまた次回に、ハンドペアリングを行なってからにしましょう。

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