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ハチジョウヒラタクワガタ7

2015/08/11


 去年より1ヶ月遅れですが、今から産卵セットを仕立てることにします。クワガタムシはカブトムシとちがって、羽化までに時間がかかるうえ羽化してから後食に至るにも時間を要します。常温でふつうに幼虫を飼育した場合、繁殖が遅れるのは致し方ないですね。自然界なら羽化した新成虫はそのまま蛹室に留まって翌年になってから活動を開始するようですから、飼育下では言わば無理やり起こされて繁殖に参加させられるわけです。もっともハチジョウヒラタのような大きくならない亜種では、自然界でも孵化の翌年に繁殖に加わることもあるかもですが。



 7月8日。一昨日に見つけた色づいたオスの蛹は、すでに羽化していました。昨夜の夜中のうちにうかしたのでしょう。



 蛹室から取り出してみました。翅鞘がオレンジ色であるほか、体の他の部分も赤く、関節部分は白いです。とてもよく動き回ります。一昨日見つけた羽化してかなり日数が経つものの蛹室に留まっているアマミヒラタのオスは死んだように動きませんでしたから、かなり様子がちがいます。これは種類のちがいというより、羽化直後の方がむしろよく動くのでしょう。じっとしていては羽化できませんから。羽化が完了したらそのまま休眠状態にはいるのでしょう。このハチジョウヒラタの場合は、羽化は完了したものの筆者によって蛹室から取り出されたせいで動き出したというわけです。



 腹部はまだ翅鞘の後方に突き出しています。まだたっぷり水分が残っているようです。



 腹面は白いですねぇ。カブトムシとちがってクワガタムシはこんな状態で早々に羽化してしまい、そのあと蛹室でたっぷり休眠をとるわけです。



 8月10日。現在4頭の新成虫がいてうち3頭がオスです。メスおよび最初に羽化したオスは後食を始めていますが、マット飼育で育てた小さなオスと、少し遅れて羽化したオスが未後食です。この未後食のオスたちは今回は繁殖には用いず、オス同士で同居させときます。



 充分な体格のあるこのオスは後食も始めており繁殖に使えそうです。大きくても全長55mmていどで、他の亜種と比べると小ぶりです。同じ南方系の亜種でも九州地方のものと比べると八丈島産はかなり小さく、本州産のものよりもさらに小さいです。



 貴重なメスです。カブトムシもそうでしたが、今年の新成虫はメスが少ないです。



 産卵セットには後食を始めているペアを入れてやります。去年の実績では、この亜種が最も多産でした。八丈島のヒラタクワガタは、小型多産のようです。

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