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アーケオプテリクス

2015/08/22


 ジュラ紀に生息していた最古の鳥類、いわゆる始祖鳥の仲間です。鳥類はもちろん恐竜ではありません。ありませんのだが、原始的な恐竜から分化した仲間として恐竜の仲間にいれるべきだとする考え方もあるようです。実際、鳥類が分化した当時の小型2足歩行の恐竜たちは骨格的に鳥類との差異がほとんどなく、羽毛を持っていた可能性が指摘される種もあるくらいです。
 でも、それだからと鳥類を爬虫類の中に編入するなら、進化してきたばかりの哺乳類も爬虫類と大差はなく、哺乳類も爬虫類に入れるべきだってことになりません?



 始祖鳥は、翼の途中に指があるなど、現生の鳥類とはかなり異なった形態をしていますが、羽毛を有し飛行生活をしていたことは間違いないみたいです。
 その飛行の様子が、翼竜類のような主にグライディングによるものだったのか、羽ばたいでより高度な飛行を行なっていたのかは判っていないそうですが、現生の鳥類ほど器用ではないにせよ羽ばたくことができたと思われます。



 また、始祖鳥が地上性の動物だったのか、樹上性だったのかも学者先生によって意見が分かれるところらしいですが、筆者は、鳥類の祖先型の動物が俊足のランナーであったこと、始祖鳥もなかなか強靭な後足を有していたことから、地上性であったと考えます。
 鳥類移行型の動物たちは、後足2本で駆け回ったりジャンプしたりする習性により敵から逃れたり獲物を追ったりしていたのでしょうし、そうした習性からより滞空時間の長いジャンプが導かれ、羽毛の発達に伴って飛行能力を会得したのだと考えています。
 問題は羽毛の発達です。羽毛はひじょうに優れた飛行用の素材です。翼竜類の1枚の皮膜では裂けたりするとまったく飛ぶことができず致命傷になってしまいますが、羽毛というパーツで構成される翼はダメージに対してひじょうに有利です。また、翼の部位に応じて様々な形状の羽毛を備えることによって複雑で高度な飛行が可能になりました。羽毛はまた、保温や放熱、撥水に威力を発揮し、体を保護する体毛としては究極の進化型とも言えます。羽毛の発達は祖先型の小型恐竜が軽快に行動したり、体を保護するのにも大いに役だったでしょうし、様々な用途として発達し、その結果として飛行という生態が導かれたのでしょう。



 鳥類はコウモリやムササビなどの飛行する哺乳類とは異なり、助走によって浮力を得て飛行する技術を初期の頃から確立していたでしょう。なので羽ばたいで高度な飛行、上昇や小回り急加減速といったこともいくらか可能で、正確な着地も可能だったでしょう。なので着地してすぐに飛び立ったり、木の枝に着地したりということもできたでしょうから、木々の間という複雑な地形も移動し、樹上生活も可能であったと思われます。樹上に営巣していた可能性もあるでしょう。
 一様に大型化を目指し、ネコより小型の爬虫類はいなかったと言われる爬虫類支配の中生代は、樹上には昆虫くらいしかいませんでしたから、鳥類は樹上に棲みついた最初の脊椎動物なのかも知れません。

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