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ヒプシロフォドン

2015/08/25


 鳥盤目鳥脚亜目に属する恐竜です。鳥脚類は、角竜類や剣竜類よりも少し大きなくくりで、この2つのグループが下目であるのに対して亜目になります。ややこしいです。
 ここで鳥盤目の分類について、大まかに表記しておきます。

 鳥盤目装盾亜目……剣竜下目、曲竜下目。
 鳥盤目周飾頭亜目…角竜下目、堅頭竜下目。
 鳥盤目鳥脚亜目……ヒプシロフォドン科、イグアノドン科、
          ハドロサウルス科。

 鳥脚類に関していは、装盾類や周飾頭類のように下位分類に下目というグレードがなく、その下は上科や科になります。ここでは上科は省略しています。筆者がむかし教わった分類では、カモノハシ竜類としてイグアノドン類およびハドロサウルス類が含まれていましたが、最近はカモノハシ竜類というとハドロサウルス類のことを指すようです。イグアノドン科とハドロサウルス科は比較的近縁で、イグアノドン類(グレードなし)またはイグアノドン上科としてまとめられたりします。なんかまどろっこしいこと申しましたが適当に読み流してください。最近はカモノハシ竜類という言い方はあまりしないのですかね。
 ぶっちゃけますとね、鳥盤目(恥骨が後ろ向きで腸骨と並走する)の仲間には、剣竜類、曲竜類、角竜類、堅頭竜類という4足歩行の草食獣の仲間と、鳥脚類という2足歩行の草食獣がいる、それだけ覚えておけば良いのではないかと思います。ただし、各グループの初期のタイプでは前足がきゃしゃで頻繁にまたは常時2足歩行していたものもいて、化石の中には誤って鳥脚類に分類されていたものもいたようです。
 初期の恐竜はおおむね2足歩行っぽい動物で、鳥盤類のうち鳥脚るいは進化して大型化した後もそのスタイルを継承し、それ以外の仲間は大型化と4足歩行に移行していったようです。



 本種は、典型的な初期タイプの恐竜です。スタイル的にはカモノハシ竜類を小型化したような感じで、事実むかしはイグアノドンの祖先型として分類されていたようです。前傾姿勢の2足歩行は、爬虫類の中でも恐竜だけに見られる特性ですね。



 鳥盤類の仲間は、2足歩行を踏襲し続けたものもすべて草食で、本種も草食でした。竜盤目になると2足歩行のものは肉食に移行していますが。
 本種は恐竜としては原始的な形態を継承していますが、年代的には新しく白亜紀前期に出現しました。初期の鳥脚類ジュラ紀に出現しているヘテロドントサウルスも形態的に本種と似通っておりすでに草食性を示す異歯性が見られました。この頃、竜盤目の大型草食獣や鳥盤目でも剣竜類ではすでに大型化しているものが存在しましたから、鳥盤目でも鳥脚類の仲間は比較的新しい恐竜のグループということになります。
 ヒプシロフォドンは、小型で原始的な形態を継承しながらもひじょうによく栄え、白亜紀後期まで生息していました。

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