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オオシママドボタル

2015/09/10


 マドボタルの仲間は、成虫のオスの前胸前部に窓のような透明の部分があることからそう名づけられたホタルの仲間です。メスは羽が退化していて飛びません。幼虫は他のホタル類とちがって地表性で、カタツムリなどを捕食します。
 今回、八重山諸島産のオオシママドボタルを入手しました。マドボタル属としてオキナワマドボタル、ミヤコマドボタル、サキシママドボタルといった種分化が見られるようですが、いずれも沖縄地方の虫ですね。



 3頭の幼虫が届きました。もっとも大きなもので4cm近くあります。たいへん大きいです。動きは緩慢で、敵からの防御手段としては死んだふりくらいしかなさそうです。



 幼虫の形態は水棲のものと同じような感じです。本種の場合、各体節の外縁がとがり、その後部が白くなるのが特徴です。



 昆虫ゼリーを与えてみました。とりあえずは昆虫ゼリーです。これに餌付くと飼育が楽です。



 頭部のズームアップ。頭部が2節あるように見えますが、昆虫の頭部が2節に分かれるというのはあまり見たことがありません。おそらく頸部が独立した節になっているのでしょう。その後ろの白い縁取りのある部分は前胸です。腹面に前肢もありますし。



 3頭とも昆虫ゼリーにはすぐに餌付きました。



 飼育開始の翌日、冷凍タニシを解凍して与えてみました。開口部のフタは食べやすいようにはがしてやりました。



 興味は示しているように見えるのですが、一向に食べようとしません。水棲の巻貝はお気に召さないのでしょうか。



 けっきょくタニシは食べませんでした。そこでレッドラムズホーンを生きたまま与えました。
 写真では細長い顔と大きく開いた口が見えますが、じつはこれは前胸部です。頭部と頸部は引っ込めることができるようです。



 幼虫たちは、レッドラムズホーンにも興味を示しましたが、なかなか食べようとしません。とある大学のサイトのマドボタルの飼育の記述には、レッドラムズホーンをよく食べたとあったのですが。このまましばらく様子を見ることにしましょう。

 タッパーに最初は昆虫マットを敷いただけのレイアウトだったのですが、じっとしたままいつまでも動かなかったので、たっぷりと加水してやりました。そうしたところ動きがよくなりました。陸棲とは言え、高湿の方が良いみたいです。逆の言い方をすると乾燥は苦手ということですね。
 ホタルなので幼虫も成虫も光るはずなのですが、飼育を開始して3日、まだ1度も光っているところを見ていません。

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