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デイノテリウム

2015/11/28


 新生代中新世から更新世前期に生息していたゾウの仲間です。哺乳類の繁栄が最盛期だった頃で、ゾウの仲間も多種多様の動物が存在しました。サイズ的にも本種では体高約4mと現生のアフリカゾウを上回っていました。本種の特徴は、下顎から下方に伸びる巨大な牙ですが、これをどのように使ったのかは筆者には想像もできません。化石から牙の摩耗の痕が見つかっているそうなので、なにか用途があったのでしょうね。



 デイノテリウムの鼻は現生のゾウと同様に長かったと思われますが、復元図によってはそれほど長くないものもあります。鼻と下向きの牙を使って木をへし折って葉を食べたとか、そういうこともしたかもしれませんね。
 新生代のゾウの中には、長い下顎の先端に四角い歯が突き出ていて、まるでシャベルのようになっているものがいました。プラティベロドンはそのシャベルでせっせと草を刈って食べていたのでしょうか。ゴンフォテリウムも口器よりもずっと前方に下顎が突き出し、その先端に歯がありました。このゾウは上顎から前方へ伸びる牙も長く、上下の牙がまるでくちばしのような形状になっていました。
 進化的なゾウの仲間は体高が高いうえに体ががっしりしていて、体をかがめて地面の草を食べたり水を飲んだりするのが大変です。そこで自由に動かすことができる鼻や、口器周りの器官がいろんな発達を遂げたのでしょうね。
 新生代も後期になると、けっきょくは自在に動かせる長い鼻がもっとも優れた器官であるってことに落ち着いたようです。

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