1_萌萌虫雑記帳.png

キノコ2


 キノコってなんでしょう。ちょっと考えてみました。山を歩いていて出くわしたり、梅雨時期などに庭に唐突に現れ忽然と姿を消したり、けっこう荒唐無稽です。一般的にキノコのイメージは笠状のものを1本の茎で支えたオチャメな形状の生き物ということになるかと思いますが、これは子実体と呼ばれる繁殖形態であり、普段のキノコは管状の細長い細胞の集まりでほとんど目にすることがありません。菌糸と呼ばれる根のような茎のような状態がキノコの本質です。菌糸から酵素を分泌して動植物の細胞を分解して吸収する、いわゆる寄生生活者です。



 カワラタケ。茎を持たない笠だけの子実体が宿主である樹木から突出して群がっています。山へゆくとありふれた風景ですが、柄のないキノコという点で珍品ですね。



 漢方としても重宝されます。笠の大きなものはかなり高価です。笠はキノコムシほかの昆虫に好まれ、菌糸はクワガタムシなどの幼虫の好物です。



 これもよく見かける柄のないキノコですが、カワラタケよりもずっと小さいです。逆にカワラタケよりもデカいのはサルノコシカケとか言いますね。おサルさんが座っているのを見たことないですが。



 みんな安心の柄付きキノコ。ご存知かと思いますが、キノコは植物でも動物でもありません。菌類という別グループになります。どっちかと言うと植物やんけ、と思われるかもですが、光合成をしませんし、同じ菌類の粘菌では菌糸がアメーバーなのでけっこう動き回ります。カビ類も菌類ですね。
 動物でも植物でも菌でもない、細菌といわれる生き物もいます。真正細菌(バクテリア)と古細菌(アーキア)が細菌と名のつくミクロな生き物たちですが、どちらかと言えば細菌イコールバクテリアって感じですかね。病原菌なんてのもいますが、これは細菌に対する侮辱的な表現ですね。ジジィみたいなものです。バクテリアも病原体になり得ますが、一般によく病原菌とか言われるものはほとんどウィルスです。ウィルスは細菌とはまたまったく別物で、細胞壁を持たないので生物かどうかも怪しいとされる、いささか可愛そうな生命体です。ウィルスは遺伝子は持っていますが、自己繁殖機能がなく、他の生物細胞に感染して増殖します。
 話しが脱線転覆してしまいましたが、以前に知人にキノコの分類について話すと「植物じゃないなら食べる気なくした」という返事が返ってきました。ははははっ。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引


目次

スネさん リーザさん けもの 庭虫
雑虫 クモ 直翅系 半翅系 膜翅系 鱗翅系 鞘翅目 毒虫 魚たち 無脊椎
両生類 カメたち 絶滅動物 くさばな 庭草 雑草 高山植物 飼育と観察 ヒト □飼育動物データ




    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover4.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg






recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM