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アウストラロピテクス

2015/12/05


 有名な猿人ですね。1920年代にサル型の人類の化石として発表された時には、大勢の人々が衝撃を受け、中には神への冒涜と激昂した人も少なくなかったそうです。身長120cmていど、復元図はほとんどが色の浅黒い毛むくじゃらの動物で、きわめてチンパンジー的な感じです。ただ、姿勢がかなり直立的で、後期の種では簡単な石器を使っていたとも言われています。生息年代は約400〜200万年前と古く、最初の人類とされていた頃もありましたが、今ではさらに古い人類がいくつか見つかっています。
 現在、最古とされる猿人はサヘラントロプスで、600万年以上前にはすでに生息していたと言われています。以降古い順に、アルディピテクス、アウストラロピテクス、ケニアントロプス、パラントロプスなどの猿人がいます。最も新しい猿人は約120万年前くらいまで生存していたようです。



 上述の猿人の名称はいずれも属名なので、正確にはアウストラロピテクス属に属する動物群ということになります。筆者の知人で、猿人は人なのかサルなのか、なんてことを疑問に思っている人がいましたが、そういうことを考え出すと寝られなくなるのでやめた方が良いです。分類学的には、ヒト科の中のヒト亜族という分類群に属する動物ということで、チンパンジー属も猿人もヒトに含まれます。

 上述の猿人に対して、原人というのもいますね。北京原人やジャワ原人、ハビリス原人など…。原人はヒト属に属する動物群です。学名では Homo(ホモ)属です。ホモ・エレクトゥス、ホモ・ハイデルベルゲンシス、ホモ・ハビリス、ホモ・フローレシエンシスなどがいます。猿人段階の進化はほぼアフリカが舞台でしたが、ホモ属が進化してくると、彼らは世界中に放散してゆきました。
 さらに進化して旧人は、ホモ・ネアンデルタレンシスすなわちネアンデルタール人なのですが、生息年代は約20〜2万年前とかなり新しくなりますが、だからと言って我々ヒトの直接の祖先ではなく、ヒトと共通の祖先から分化した別系統であるとされるようになり、旧人という言葉はあまり使われなくなりました。ネアンデルタール人も原人に格下げです。
 ホモ・サピエンスいわゆる我々現代人の学名を持つヒトは、約25万年前に出現したとされています。進化用語では新人とか言われます。すなわちヒトは猿人→原人→新人と進化したというわけですが、これはなんかどうでもいい話しですね。

 アウストラロピテクスの話しに戻りますが、1924年にアウストラロピテクス・アフリカヌスが発見されてから半世紀後の1974年にエチオピアで見つかったルーシーの愛称で知られるアウストラロピテクス・アファレンシスは、かなり有名になりましたね。その後ほぼ完全な女児のアファレンシスが発見され、ルーシーのベビーの愛称をもらったそうです。
 森を抜け出し、貧しい大地でのルーシーたちの暮らしはひじょうに厳しいものだったのでしょう。彼女たちはしばしば飢えに苦しみ、生きる活路を見出すために知性を発達させていったのでしょうね。

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