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セグロコシビロダンゴムシ

2015/12/31


 今年は、読者の方に教えていただいて、日本に棲息する等脚類について少々勉強させてもらったのですが、ヨーロッパから世界中に移入しているワラジムシ科、オカダンゴムシ科の虫たちとは異なり、日本の在来種では偽気管が5対(ワラジムシ科とオカダンゴムシ科では2対)あることを知りました。日本にも数多くの等脚類が棲んでいますが、トウヨウワラジムシ科、コシビロダンゴムシ科ともに偽気管が5対とのことです。ヨーロッパ出身のワラジムシ、ダンゴムシが2対で、日本在来のワラジムシ、ダンゴムシが5対というのはどういうことなのでしょうか。なんか不思議だと思いませんか?



 セグロコシビロダンゴムシは、今ではなかなかお目にかかれない山林に棲む等脚類です。



 あまり活発な虫ではなくて、マットに浅い穴を掘ってそこで丸くなっていたり、落ち葉の下に隠れていることが多いです。こういうところはヨーロッパ産のオカダンゴムシと似ています。



 肉眼ではそれほどちがいを感じませんが、写真だとオカダンゴムシとはいささか雰囲気が異なります。各節にモヤモヤッとした紋があってその部分が浅く隆起しており、最近入手したハヤシワラジムシと似ています。ヨーロッパ原産のオカダンゴムシの方が見た目がシンプルですね。



 丸まった時の直径が5mmていどでまだ幼虫です。成虫まで育てて繁殖に至り、長期的に飼育したいと思っています。



 今月になって2種類の日本在来のワラジムシおよびダンゴムシを入手することができたのですが、科の異なる両者が似かよった雰囲気を持っているところをみると、両者の近縁関係を感じます。ワラジムシとダンゴムシの名称は、体を丸めることができるか否かで付けられたものと思われますが、名称が共通することで近縁関係の既成概念が出来上がってしまっているだけで、西洋の等脚類と東洋の等脚類はそれぞれ独自にワラジムシタイプとダンゴムシタイプに分化したのかもしれませんね。そうであるとしたら、西洋のものがワラジムシもダンゴムシも偽気管が2対で、日本在来のものではどちらも5対になっていることの説明がつきます。みなさんはどう思われますか?

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