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ニホンヒメフナムシ

2016/02/23


 森林性の小型のフナムシです。茨城県日立市から届きました。送り主から連絡をいただいた際に、これから採集してくるとのことでしたので、生息地にはまとまった個体数が群生しているのでしょう。フナムシというと、海岸線で見かける大型でたいへん俊敏な虫を思い浮かべますが、本種は10mmそこそこの小型種で、森林の多湿な落ち葉の中などに棲んでいるようです。



 この時期に保温剤もない状態で送っていただいたにも関わらす、とても元気にしていました。予想していたよりも動きが活発でないのは、低温のせいかもしれません。ワラジムシとは近縁の仲間ですが、尾部に長い尾脚があるところがフナムシ的です。



 見た目もサイズもワラジムシ的です。生態的にも似たような感じではないかと思われます。



 腹面図。歩脚が7対見えます。等脚目ワラジムシ亜目の仲間の共通の特徴です。



 加温した温室に置いておき、充分に温まった状態で改めて観察しましたが、ワラジムシに比べると歩行速度は速いものの手におえないほどの俊敏さはなく、取り扱いに苦慮するようなことはなさそうです。



 頭部がクリーム色をしていて、大きな複眼がよく目立ちます。この大きな目もフナムシの仲間の特徴です。ワラジムシ亜目の仲間はワラジムシ7科、ダンゴムシ3科、フナムシ1科より構成され、海岸線に見られるフナムシ科の仲間が30〜50mmと大型で目が大きく、他の10科は大きくても20mmていどです。
 淡水中に棲息するミズムシもワラジムシの仲間とされる場合がありますが、等脚目を平易にワラジムシ目と表記する場合もあり、ミズムシは、同目のミズムシ亜目に属します。

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