タイトル.jpg

テロライズムツメスナグモ

2016/04/07


 学名の sicarius terrosus から属名の方を取ってシカリウスの名称でも知られるアフリカ産のクモです。シックスアイズドスパイダーとも呼ばれるようです。ペットトレードに乗ることは少ないようで、情報がほとんどありません。ネットで検索したわずかな情報によると、有毒であるようです。クモの場合、セアカゴケグモのように明らかに毒を持つものもいますし、オオツチグモ(タランチュラ)のように、体外消化のために分泌する消化液が咬まれた時に注入されて腫れや激痛を伴うものがあったりと、毒グモの定義が曖昧です。本種は神経毒を有し、獲物の動きを奪う習性があるようです。
 飼養に関する規制等はありませんが、咬まれないように注意しましょう。



 飼育下では、こんな感じで胴部が隠れるていどに砂に潜っています。これ以上深く潜ることはありませんから、居場所はすぐに判ります。潜るしぐさがなかなか可愛いです。はじめに腰を高くして前肢で体の下の砂をかき回し、次いでそこに腹部を押しつけてお尻を振ります。体が砂に少し沈んだら、前肢で器用に砂をかけ、体が隠れたらそのまま動かなくなります。



 目の前に生き虫を置いてやると、一瞬にして姿を現し襲いかかります。砂に潜っていても見えているのか、サソリのように獲物の振動を感じ取るのか、反応はひじょうに良いです。もっとも彼らはきまぐれな動物なので、常に餌に反応するとは限りません。こういうところはいずれの捕食者も同じです。



 ジョロウグモやタランチュラなどとちがって歩脚はすべてつま先が前を向いています。獲物を抱え込むのに適した構造なのでしょう。歩くときはジタバタした感じです。基本的には歩き回るのはそれほど得意ではなく、適当に場所を見つくろうとさっさと潜ってしまいます。あとは獲物の到来を待つのみです。

 乾燥した飼育環境で飼います。底砂として使用するものはサラサラした粒の細かな砂が望ましいと思われますが、写真のような粗い粒のものでも軽くて潜りやすければ問題ありません。シェルターなどの地形効果は不用です。浅い水入れを用意しておいても良いですが、水たまりから水を飲むかどうかは不明です。霧吹きで水をスプレーして与えても良いかもしれません。餌はもちろん生きた虫です。地中に潜ってしまうような虫はダメです。

コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

索引

目次
無脊椎 等脚類 クモ サソリ
多足類 無翅類 直翅類 半翅類
膜翅類 鱗翅類 鞘翅類 コガネ
クワガタ 魚類 両生類 カメ
トカゲ ヘビ 鳥類 哺乳類 絶滅
庭草 雑草 高山 飼育 ヒト
□ 飼育動物データ


     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>

サイト内検索

NEW ENTRIES


Amazon Kindle 電子出版のご案内
cover.jpg


★講読には
Kindle 読書アプリ
が必要です。



sijn.jpg




QR.jpg
★ 2019年5月からツイッター始めました。





recent comment

recent trackback

プロフィール

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM