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セグロアシナガバチ9

2016/04/19


 一般的にスズメバチ類の生活史は、交尾を終えた新女王が越冬から覚めると単身で巣作りと繁殖を手がけ、ワーカーが羽化しその数が増えてくると女王は産卵のみに専念するようになりますが、本種の生態もそれと同じはずです。ところが春先の今頃、ワーカーの成虫を見つけました。今年はいまだに気温が安定しなくて、今でも朝夕は冬と変わらない冷え込みがありますが、それでも早々と羽化した新成虫がいるってことなのでしょうか。



 最初はフタモンアシナガバチかと思いました。腰のところの黄紋がそれっぽいでしょ? でも体格ががっしりしていてちょっと雰囲気がちがいます。公園の横の道をヘコヘコ歩いていました。



 前から見ると、いっそうスズメバチっぽいです。それと前胸背の黄色いラインがセグロのそれですよね。



 気温が低いので元気がありません。鉛筆で拾い上げることができました。



 今年の2月まで温室で飼っていた本種のワーカーを思い出します。ハチと仲良くなれたのはあれが初めてでした。



 飛び立とうとして失敗しました。こんなに寒いのになんで巣を飛び出してきたのでしょう。それとも巣以外のどこかで単身で越冬していたのでしょうか。本種のワーカーに越冬する生態があるとは思えませんが、温室で2月まで飼っていたことを思うと、越冬が可能なていどの体力を持っているのでしょうか。



 頭部のスームアップ。貫祿がありますね。去年から飼育して本種のワーカーがスズメバチ等と比べるとひじょうに長生きすることは判りましたが、自然界でワーカーが越冬するようなことがあるのでしょうか。あるのだとすれば、これまでの認識を新たにしなければなりませんが、そうだとしても新女王と共に営巣に参加するようなことはないかもしれません。
 スズメバチ類は、女王が死去するとワーカーが繁殖に加わるようですが、単身で越冬を終えたワーカーが自力で営巣して産卵して、新たなワーカーや女王を育てるなんてことは、ないでしょうね、たぶん。

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