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ヒゲナガカワトビケラ

2016/04/23


 トビケラの成虫は、一見すると蛾に似ています。2年前の夏に見かけたオオシマトビケラも最初は蛾かと思いましたから。でも触角が直翅類のように糸状で長いので見分けられます。



 トビケラ目(毛翅目)の仲間は、ひじょうに多くの科に分けられるようですが、本種はヒゲナガカワトビケラ科に属します。どれも似たような虫なのに、なんでこんなに細かく分類されているんでしょう。コガネムシ科なんか1科にひじょうに多様な形態の虫が含まれるのに。



 幼虫は川に棲み、糸で網を張って引っかかった有機物を食べています。そうした生態からあるていど流れのある川に棲むイメージなのですが、うちの近くにある川はあまり流れていません。猪名川の渓流はけっこう離れていますが、そこからはるばる飛んできたのでしょうか。



 横から見ても、スリムな蛾に似ています。肢がとても長いですけど。それともちろん翅に鱗粉はありません。代りに前翅には小さな毛が生えているようです。



 頭胸部のアップ。脚の腿節が太くて力強いように見えますが、走り回る能力はほとんどありません。



 ちょっと強引ですが、翅を開いて見せてもらいました。長距離飛行に耐えそうには見えます。
 本種は信州地方では、ザザムシと呼ばれ珍味として食されるそうです。冬場にざざむし漁が行なわれるとか。ざざむし漁の名は聞いたことがありましたが、ざざむしを餌にして魚を採る漁と勘違いしていました。美味いんですかねぇ、ザザムシ。ちなみにザザムシとは、本種に限らず他のトビケラ類やカワゲラ類の幼虫も一緒くたにした呼称とのことです。その中でも本種の幼虫がもっとも多くを占めるそうです。

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