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アオオニグモ

2016/04/26


 春の到来を告げるとも言われている緑色の美しいクモです。筆者はあまり見かけたことがないのですが、本来山林に多いとされる本種が、うちのご近所の庭にお目見えしました。とはいえこの辺りはもともと山林だったわけで、今でこそ住宅地として開発されたものの、むかしはたくさん棲んでいたのでしょう。
 今年は久しぶりにウグイスが大発生しました。家々の庭のそこここで綺麗な声で鳴いています。春だなぁと感じるわけですが、このクモもウグイスと色が似ていますし、春告げ動物として今後は注目しないといけないですね。
 ウグイスといえばウメのイメージが強いですが、ウメの花がとっくに終わって、もうすぐ5月という今の時期に、その合唱は最盛期を迎えています。



 じつは、花のクローズアップを撮っていて偶然このクモが映り込んでいたのですよ。あとで写真を眺めていて発見したというヌケヌケぶりです。



 花弁をアーチ状に丸めて糸を張り、簡易的な巣を作っています。この巣の周囲には大きな網状の巣があるはずです。本種の巣網はちょっと変っていて、自分の隠れ家のある場所だけ円が途絶えたかたちになっています。隠れ家と巣網は呼糸と呼ばれる糸でつながっていて、巣網に獲物がかかると、その振動が隠れ家に伝わります。クモはすかさず巣網に行って獲物を捕獲し、隠れ家に引きずり込んで食べます。巣網の中央にデデーンと陣取っている勇猛なクモたちとちがい、かなり頭脳的ですね。
 写真に偶然映り込んだ関係で、腹面図しか撮ることができませんでしたが、背面は透明感のある緑色の頭胸部に白い大きな腹部をしています。腹面は前面緑色です。
 ひとつ上の写真では、オスの特徴である丸く肥大した触肢が認められますが、写真から見てクモのサイズと形状がメス的なんですよね。困った。本種のメスは10mmていどあり、オスはその半分ていどです。サイズと大きなお腹はメスなのに触肢がオスって……。もしかすると違うクモかもですが、巣の形状や体の特徴がやっぱアオオニグモなんですよね。
 どなたか、謎解きをおねがいします。

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