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ワカバグモ

2016/05/05


 ずいぶんなつかしい虫を入手しました。ワカバグモです。ちょうど新緑の頃にその姿をよく見かけるようになり、体色も瑞々しい緑色で和名がピッタリのクモですね。巣網は作らず、植物の上を徘徊しながら獲物を待ち伏せます。以前に飼っていたハナグモやアズチグモと同じくカニグモ科の仲間で、緑色の小さなクモという特徴も同じです。



 全身すき通るような緑色。美しいですね。おそらく未成熟の個体で、まだ性差が判然としません。もっともこれまで本種をじっくり観察することがなかったので、幼虫と断言することはできませんが。



 肢をはじめ全身が一様に緑色なところはメス的ですが、スリムな腹部はオス的です。やはり幼虫だと思います。



 腹面図。これは上記とは別の個体です。肢が茶色を帯びていますが、それをオスの特徴であると断じるのは早計のような気がします。これもたぶん未成熟個体でしょう。



 腹面ズーム。腹部の付け根寄りに糸疣(出糸突起)が見えます。徘徊性でも糸は出せます。



 今回4頭を入手しました。ガラス試験管で個別飼育することにします。試験管の底には加湿したミズゴケを少量。フタは通気性があるスポンジを使用。ガラス面をやすやすと登るので、足場は必要ないでしょう。



 試験管の中のワカバグモ。



 キイロショウジョウバエを投入。餌としては小さすぎくらいですが、食べるでしょう。飼育下では狩りの負担になるような大きな獲物よりも、小さすぎるくらいが良いです。甘えかします。



 そして、食べているところ。多方向に向けられた目で獲物を見つけ、襲いかかります。



 ガラス越しに腹面から見たところ。たくさんの棘のある肢は、もう少し大きな獲物を捕獲するのに役立ちそうですね。



 試験管とスタンドのセットは、10年以上前にタランチュラの幼虫を飼うのに使っていたものです。古くても充分に使用に耐えます。小さな虫の個別飼育に重宝します。

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