オオシロモンノメイガ
2016/05/17
一昨年、たくさんの蛾を撮ったので、最近は蛾を見ても無視することが多いのですが、これは小さく地味な蛾なのになぜか目を引きました。
形やサイズからメイガの仲間と類推し、調べてみました。けっこう探すのに苦労しましたが、なんとか本種を見つけることができました。オオシロモンノメイガという名前ですが、ツトガ科に属するということです。ツトガ科ノメイガ亜科…だそうです。まぎらわしいですね。メイガ科とツトガ科は近縁であるようですが。
触角を後方に反らしているのがメイガやツトガの多くに見られる特徴でもあります。本種の場合、触角はかなり長くて尾端近くにまで届いています。
山地に多く、成虫の出現時期は夏だそうですが、個体数は多くないとのことです。筆者の目撃場所は近くに低い山はありますが、そこまでかなり距離がありますし、まだ夏でもありません。この条件で目撃するのはかなり珍しいことかもしれませんね。