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スクミリンゴガイ

2013/11/14



 南米原産のかなり大型のマキガイです。アップルスネイルやジャンボタニシといった俗名で知られ、時たまショップでも見かけます。もともと食用として輸入されたそうですが、その後国内にもかなり帰化しており、大量発生してイネを食害することがあり有害動物として嫌われています。帰化の原因は養殖場からの脱走で、アフリカマイマイという陸棲巻き貝も同様な経路を経て帰化しており、両者は共に世界の侵略的外来種ワースト100に名を連ねています。



 ショップで鑑賞用に市販されるものはたいていアルビノ品種で、綺麗な黄色をしており、ゴールデンアップルスネイルという可愛らしい名前が付いています。貝の直径が3〜4cmにもなり、水槽内ではなかなかのボリュームです。それにしても侵略的外来種がペットとして流通しているのもおもしろいものです。
 大きな貝なので、水槽内で水草をバリバリ食べますし、どんどん増えて飼育者をうんざりさせるとも言われていますが、なぜだか筆者は本種を上手く飼育できず、繁殖はもちろん長生きさせることもできずじまいでした。



 本種は、雌雄同体ではなくちゃんと性別があるようで、成熟した個体は交尾をして繁殖します。なので水槽で繁殖行動を観察しようとするならペアをそろえなければならないのですが、ショップでペアを求めても「巻き貝だから雌雄同体ですよ」とか「巻き貝の性別なんて見分けられるんですかねぇ」なんて答えが返ってきます。何匹がまとめて買えば運悪くすべてが同性ってこともなかろうと、客と店員で納得して5匹くらい買って帰ることになるわけですが、上手く飼えば増えすぎて困る自体に直面するらしいです。
 ピンクのかなり派手な卵を水面上に固めてどっさり産み、稚貝は魚などの食害から守られます。1つの卵塊から孵化してくる稚貝の数はひじょうに多く、1度の孵化でたちどころに水槽内が稚貝まみれになったという話しも聞きます。大きなメスでは1回の産卵で1000個ほどの卵を産むこともあるそうです。健康なメスは数日毎に産卵し、生涯で数千個の卵を残します。
 卵は2週間ほどで孵化し、稚貝は2ヶ月ていどで性成熟に至ります。なんか繁殖力が強烈って感じですね。



 あるショップで、長生きさせられなかった話しをすると「そうなんですか。放っておいてもどんどん増えますよ」とあきれられました。また別のショップでは「自然界では1年くらいの命で、買われた個体がすでに老化していたのかもしれませんね」という返事でした。「大きな個体の方が見応えがあるので、ショップも大きなものを売りたがる。でもそれって実際はご老体ってことですよ。次回は小粒で若いと思われる個体を買うようにしてください」貴重なアドバイスありがとうございます。
 水槽内で冬場もヒーターを使用して飼えば、2〜3年生きることも珍しくないそうです。

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