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イワサキクザゼミ

2016/05/31


 沖縄から台湾にかけての島々に棲息する小さなセミで、成虫の体長が15mmほどと、日本セミでは最小です。クサゼミの名の通りセミとしては珍しく木ではなく草の汁を吸っています。ススキ原やサトウキビ畑に多く、ススキ原で育つ幼虫は3年、サトウキビ畑では2年で羽化を迎えるそうです。これはサトウキビの方が栄養価が高いからでしょうか。戦前は主にススキ原の虫だったものが、サトウキビ畑の害虫駆除により本種の天敵が減ったことからサトウキビ畑に分布を拡げたとも言います。



 沖縄から可愛いセミが届きました。肉眼で見ると、あまりにも小さいことに感動します。でも写真ではそれが伝わらないですね。



 成虫の期間は長くないと思われるので、飼育を始めたものの短期的なストックで終わることでしょう。ナナホシキンカメムシはこれも沖縄の虫ですが、互いに干渉しないと思われるので同居させることにしました。餌はティッシュに染み込ませたアクエリアスです。



 ナナホシキンカメムシの方は、さっそくアクエリアスを吸汁していましたが、本種は採餌に積極的ではありません。



 ナナホシキンカメムシの幼虫とのツーショット。私たちが見なれているセミのように頻繁に飛び回ることもなく、ケージの中でモゾモゾしています。そのうちジジジーーーという小さな啼き声を立て始めました。声もひじょうに小さいです。



 指に止まらせてみるとこんな感じ。写真を身ながらご自身の人指し指にセミの大きさ分だけ丸を描いてみてください。本種の小ささが判ると思います。ちさっ。
 南国の虫というとデカいイメージがありますが、このセミには意表を突かれますね。

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