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ラベンダー

2013/11/17


 薫り高いシソ科植物で、香料として日本でも有名ですね。園芸植物としても人気があり、お店でもよく見かけます。ただ、それを買って育てている人はそんなに多くないようです。日本ではヨーロッパ産の花と言えば、バラやチューリップ、パンジーの方が人気があるようですね。
 シソ科植物自体が日本人にはなじみがあまりなく、なんとなく変わったことは遠慮しときましょ、という風潮があるみたいですね。食用で知られるシソはあんなになじみ深いものなのに。あれも歴としたハーブです。日本人は、自分の家の庭をハーブ園やイングリッシュガーデンにしてやろうって言う発想にはなかなか至らないようで。



 かく言う筆者も、ハーブ園やイングリッシュガーデンにしたいとは思っていなくて、ただ安くて丈夫な植物を植えて、とりあえず庭を満たしておきたいだけです。
 ホームセンターや園芸店で普通に売っているラベンダーは、細い細かな葉がたくさん茂り、春になると藤色の花をたくさん付けてとても見事です。1株植えて置くだけでどんどん大きくなり、小さなラベンダー畑ができあがります。市販されている苗を見ると草本のようですが、地植えしていると硬質な幹がよく太り、低木と化します。付近に種をばら蒔き、芽がどんどん出ます。そのうち辺りがラベンダーでいっぱいになるのではないでしょうか。


 ↑↓ 花のクローズアップ。満開時にはミツバチがたくさん訪れる。


 花の時期になると花茎が高く伸長してつぼみが膨らみ、そのてっぺんに藤色の花弁が開きます。しかしよく見ると、花弁の下の筒状の部分にも小さな花がたくさん付いています。開花期には筆者の家の庭にもミツバチがたくさん飛来しますが、ハチたちが蜜を吸うのは花弁の下の小花群の方です。とても可愛いです。カメラを数センチまで近づけても、ハチたちは蜜を吸うのに夢中です。



 だいたい5〜7月に開花し、その後には丸く膨らんだ穂が残ります。穂は知らない間に辺りに種を撒き、やがてそこらじゅうで発芽します。花も綺麗ですが、穂と葉のコントラストも筆者は好きです。



 穂は花茎とともにいつの間にか枯れ落ち、あとにはしっかりと茂った葉が残ります。
 木本化するといっても、しっかりとした幹になるのは根の近くだけで、細枝がどんどん横に拡がりながら増え、高さは1メートルを少し越えるていどにしかならないようです。
 筆者の家の庭では、フェンスの隙間から外に伸びた枝が下に垂れ下がり、そこから小枝が上向きに伸びて、多重構造みたいな形状になりました。



 ところで、ラベンダーにはじつはたくさんの種類があって、上述のものはフレンチラベンダーといわれるものの一種です。北海道のラベンダー畑で、大地を藤色一色に占めているものは、イングリッシュラベンダーだと思われます。そう言えば筆者の庭にもイングリッシュラベンダーの苗を植えたんじゃなかったかと探してみると……、いました。チェリーセージの根元に隠れてうずくまっています。
 どうやらイングリッシュラベンダーの方は、フレンチラベンダーのようには大きくならないようです。あるいは並べて植えたチェリーセージの猛威に負けてしまったのかも。


 ↑ チェリーセージの根元に小さく茂るイングリッシュラベンダー。黄色の矢印のところ。



 イングリッシュラベンダーの葉もフレンチラベンダーのそれと同様、細かく細長い形状で白毛を生じていて、一見してラベンダーらしい葉なのですが、こちらの方が少し丸みがあるように見えます。
 じつはイングリッシュラベンダーの方が原種で、フレンチラベンダーは改良品種のようですね。



 イングリッシュラベンダーの花は、花茎が伸長しててっぺんにつぼみを持つのは同じですが、フレンチラベンダーのように一番上にだけ大きな花弁がつくのではなく、小花がたくさん花開きます。そのため葉の茂みに対して花がよく目立ち、群生すると花の藤色で辺り一面が染まります。
 ただ、フレンチラベンダーのように成長が早くなく、幹もなかなか太らないので、筆者の家の庭のように他の植物と並べて植えていたりすると、なかなか目立ちません。そこが上品で良いと筆者は思うのですが、それではもったいないと感じる方もいらっしゃるかもです。



 ご近所にフレンチラベンダーを、藤色と白色の2色並べて植えていらっしゃるところがあります。フェンスから路上に顔を出して綺麗な花を見せてくれます。来年は写真を撮らせてもらいましょうか。

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