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マダラコウラナメクジ

2016/06/11


 今年で本種が日本にやって来て10周年なのだそうです。最初の発見地である茨城県から数頭送っていただきました。関東地方以北を中心に分布を拡げ、北海道にまで達しているようですが、関西ではそのウワサを聞いたことがりません。寒冷地が好きなのでしょうか。原産地はヨーロッパです。



 見た感想。でかっ、なかなかきれい、動きがかなり速い。大きな個体では伸びた時の長さが10cmくらいありますが、最大では20cmにまでなるそうです。ヤマナメクジもビックリです。こんなの最初に発見した人は、さぞかしタマげたことでしょう。



 ニンジン食ってます。この状態では、私たちにも馴染み深いチャコウラナメクジとあまり変わらないようにも見えますが、ぶといです。体を伸ばすと「げっ」と目を見張ることになります。



 マダラナメクジは、新人外来種として警戒されていますが、今やすっかりお馴染みのチャコウラナメクジだって60年前あたりに移入してきた外来種らしいですよ。筆者が子供の頃には、もっと小ぶりのノハラナメクジが、ばぁちゃんが大切に育てていたキュウリを台無しにしたりしていました。ほんとちっこいナメクジでした。あのころは、チャコウラナメクジがかなりイカツイ存在でした。



 飼育します。多湿を好む動物ですから、タッパーで飼います。気密性ばっちりです。でもそこが実は危険だったりします。過去にもコウガイビルやアシヒダナメクジの飼育で失敗しています。湿度維持に留意するあまり蒸し殺しにしてしまうことが多いんですよね。
 ケージの中は、加水したミズゴケなどで部分的に高湿度の場所を設け、あとは乾いた状態にしておきます。これから夏場は通気性も必要なので、メッシュのフタのプラケースにするか、タッパーのフタの一部をメッシュにするといった工夫が必要になります。

 ナメクジは、脳炎を引き起こす寄生虫を持っていることがあります。広東住血線虫という様々な動物を経由する巧妙な寄生虫で、動物の体内で成長し繁殖し、卵や幼虫が糞と共に体外にでると、それをナメクジ等が食べて感染経路をリレーします。中間宿主となるナメクジから人間が感染すると、脳炎などの障害を発症するというわけです。ナメクジはそこらじゅうにいる動物ですから、感染の危険性とは隣り合わせのように思われるかもですが、日本での発症例は僅少です。ナメクジやカエル、カタツムリの生食はやめといた方が良いです。これらを触ったら手洗いも重要です。ナメクジが這ったりかじったりした野菜を生食するのも危険だという人がいます。
 筆者はほとんど気にしていませんが、とりあえず手を洗いに行きましょう。感染の恐怖は別にしても、ナメクジを触ったあとのヌメヌメ感がいただけません。

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