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シオヤアブ

2016/06/17


 幼虫成虫ともに他の虫を食べる獰猛な捕食者です。ムシヒキアブ科の仲間には危ないものが多いですね。体長は25mmていど。スリムな体をしています。
 筆者が子供の頃、大阪府守口市の公園でよく見かけました。個体数も多く、日に何度も見かけたものです。



 これはメスですね。オスであれば尾端に白毛が目立ちます。



 頭胸部のズームアップ。



 側面図。じつはかなり衰弱していて、手のひらに乗せてもあまり動こうとしません。



 太い6肢は獲物をしっかりとホールドするためにかなりのパワーがあります。



 弱っていても、この鋭い口吻を見ていると、なんだかお尻がこそばくなります。
 前回、オオイシアブの失敗を踏まえて、いきなり活き虫を与えるのではなく、最初は昆虫ゼリーを舐めさえるとしましょう。筆者の幼少の頃の記憶が確かなら、本種は樹液も舐めていました。

 シオヤアブは、獲物に背後から忍び寄り口吻の一撃で仕留める暗殺者といった言われ方をよくしますが、これは明らかに人間目線の的外れな表現ですね。ご承知のように、たいていの虫には背中に目がありますから(目は頭部に着いているが背面方向にも向けられている)。
 それでも本種が、愚鈍な幼虫よりも甲虫類やトンボ、時にはハチといった成虫を狙うことが多いのは確かで、暗殺者の名は一概に見当外れでもありません。背後からというより尾部方向から素早く飛びつき、しっかりとホールドして頭部やその付近の致命傷となるところに口吻を突き刺すのでしょう。昼行性の虫のようで、日中からしばしば捕食行動を見かけましたが、襲いかかる瞬間に出くわしたことがないので、果たして彼がどれだけ優秀なアサシンなのか、あるいはけっこうハンティングに失敗するものなのか、よく解りません。

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