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ヨツモンカメノコハムシ2

2016/09/03


 下記に、本種の産卵について述べておりますが、本種の飼育を手がけておられる池田様が繁殖に成功し、筆者の記述が誤りであることが判明いたしました。下記にある産卵行動および卵については、池田様のご指摘により、本種と同居させているオキナワクワゾウムシのものであることが判明しましたので、訂正させていただきます。
 そもそも本種が食草ではないクワの葉に産卵すること自体がおかしいのですが、ゾウムシは茎の中などに産卵すると思い込んでいたこと、葉を折り卵が産みつけてあるところに本種メスがもぐり込んでいたことを目撃したことで、本種の卵であると信じ込んでしまったんですね。その後、本種の卵についてネットで探しても見つからず、池田様にご指摘いただくまで疑いを持つことはありませんでした。
 筆者の目が節穴であることは致し方がないのですが、当ページを訪ねていただいた読者の方にはご迷惑をおかけいたしました。また、池田様には心より感謝申し上げます。

2016/06/24


 飼育を始めて4週間ばかり経過しました。これまでの筆者の数少ないハムシの飼育経験では、あまり良好な結果が得られたことがありませんでしたが、本種は飼育下でもとても元気ですね。ハムシの成虫の寿命についてはほとんど知識がありませんが、これまで繁殖を終えると死んでしまう短命の虫のイメージがありました。ところが本種はまだまだ生きそうです。



 普段はそれほど活発に動き回ることはなく、餌の交換時など、葉にくっついたままじっとしています。それも与えているヒルガオではなく、クワの葉に着いています。クワの葉は同居者のオキナワクワゾウムシのために入れているのですが、これが本種の休息地になっています。



 ヒルガオの茎を歩いているところ。どうってことない絵柄ですが、こうして動き回っているのを見るのが珍しいです。



 葉を交換するために、本種を葉から引き剥がすと、眠りから覚めたように動き出します。そしてけっこう飛び立ちます。飛翔は俊敏ではなくすぐに捕まえることができます。



 裏返ってジタバタしているところ。腹面から見ると、小さな体に対して翅鞘や前胸外縁が大きく張り出していることが判ります。



 休息を妨げられ歩き回っているうちに、1つのペアがプラケースの縁で交尾を始めました。



 本種の交尾行動も、ほとんど目にしません。わざわざやって見せてくれたのでしょうか。



 クワの葉の先端が折り曲げられており、その中に本種が1頭潜り込んでいます。本種が巣を作る習性があるとは知りませんでしたし、こうした行動もこれまでほとんど見られませんでした。



 注意して探すと、同じように葉が折り曲げられているのがいくつか見つかりましたいずれもクワの葉です。

以下の卵の写真は、ヨツモンカメノコハムシのものではなく、同居飼育中のオキナワクワゾウムシのものである可能性がきわめて高いことが、判明しておりますのでご注意ください。文章内容は訂正前のままのものであることをお断りしておきます。



 葉は糊でくっつけられたようになっており、そっとはがすと、中から卵が出てきました。



 折り曲げられている葉をはがすと、次々と卵が出てきます。



 これは上の2例に比べると、産卵から少し時間が経っているように見えます。じつは少し前に発見したもので、この卵については曲げた葉の中にではなく、葉の表面に直接くっついていました。ネットで本種の卵について調べてみたのですが、これが本種のものかどうか確認することができませんでした。本種に関しては自然あるいは飼育下でも産卵の観察はあまり例がないようです。
 同居中のゾウムシの卵の可能性も考えましたが、ゾウムシは茎の中に産卵すると思われます。もう1つの可能性は、採集してきたクワの葉にすでに別の虫の卵が付いていたのを筆者が見落としていたというもので、その可能性が一番高いのではないかと最初考えました。
 しかしながら、葉をくっつけてその中に本種が潜り込んでいる行動、同じようにしてある葉を開くと中から卵が出てきたことから、これはどうやら本種の卵でまちがいなさそうです。

 ところで、葉食い虫であれば、食草に産卵するのが普通だと思うのですが、この虫はいつみてもクワの葉にくっついていますし、卵もクワの葉に産みつけられています。でも本種のものと思われる食痕はヒルガオの葉に見られ、クワの葉の食痕はどれもゾウムシが付けた形状です。オキナワクワゾウムシはしばしば葉を食べているところを見ましたし。
 なんとも不思議な話しですが、ヒルガオの葉はひじょうに柔らかくすぐにしおれてしまうので、彼らの休息や卵床には向かないということなのでしょうか。クワの葉は、水に差しておけば数日間は鮮度を保ちます。クワの葉上で孵化した幼虫たちは、ヒルガオに移動して採餌するのでしょうか。それともクワの葉に穴を開け始めるのでしょうか。幼虫がクワを利用するならば飼育はかなり楽になります。ヒルガオの葉は集めてくるのもストックするのも容易じゃありませんから。

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