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ヤドリバエの一種

2016/07/03


 オオムラサキやクロコノマチョウの蛹をいただいたチョウの達人にもらったミドリヒョウモンの蛹ですが、いつまで経っても羽化に至らず、けっきょく途中から別の虫の飼育に変ってしまいました。



 6月15日。タテハチョウ科の仲間は尾端で体を固定する倒立姿勢タイプです。



 側面図。



 羽化の準備をしましょう。蛹がくっついている葉をプラケースのフチにセロテープで留めておきます。



 6月25日。チョウの達人にいただいた蛹はすべて羽化しましたが、この蛹だけはいまだに羽化に至りません。



 背中の金色の突起。



 6月27日。全体的に色が暗くなり、翅の色がよく目立つようになりました。羽化の兆候とはちょっと様子がちがいます。



 ケージの底に別の虫の蛹が転がっていました。じつは数日前に、ヒメバチの一種がケージの中に侵入していたのですが、そいつがミドリヒョウモンの蛹に卵を産みつけたのでしょうか。その卵はミドリヒョウモンの蛹の中で急成長を遂げ、蛹を食い破って外に出て、自らも蛹化したというわけです。
 かくしてミドリヒョウモンの飼育は敗北に終わり、ヒメバチの飼育に移行しました。



 7月2日。ミドリヒョウモンに寄生したヒメバチの蛹が羽化しました。なんとハエです。ケージに侵入したヒメバチは冤罪で、ミドリヒョウモンはすでにヤドリバエに寄生されていたようです。
 飼育はヤドリバエに移行です。



 けっこう大きなハエですが、寄生生活者なんですよね。1頭の宿主に対して1卵を産みつけるというヒメバチさながらの生態を有しています。大量の卵を産むイエバエ等とはずいぶん生態が異なります。



 腹面図です。



 腹面図ズームアップ。



 体長が約11mmもあります。チョウの蛹から出て来なければ、ニクバエ科やクロバエ科としか思えなかったでしょうね。
 成虫は昆虫ゼリーで飼育が可能だと思われます。

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