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キリギリス15

2016/07/06


 前項で、幼虫たちがアリの襲撃を受けて死滅したことを記述しました。記事ではクツワムシの幼虫となっていますが、じつはキリギリスだったんですね。5月はじめに幼虫たちが孵化して以来、ずっとクツワムシだと思って育てて来て、6月下旬にアリにやられて死滅するまでクツワムシだと信じて来ましたが、思わぬ事件で、育てていたのがキリギリスの幼虫だったことが判明しました。
 6月末に、温室内で1頭の生き残りを発見し、それを引き続き育てたところ、なんと羽化してキリギリスになったのですよ。その幼虫とこれまでの記録の画像を比較し、ネットでも調べ、育ててきたものと温室内で見つけたものが同一種であることはまちがいありません。
 キリギリスのケージは温室の外で管理していましたが、メンテナンスの際には温室の入り口がいつも開放してあったので、この幼虫は筆者の目を盗んで脱走し、そのまま温室内に逃げ込んで生き長らえたのでしょう。おかげで1頭だけアリの襲撃をまぬがれたというわけです。



 温室内で見つけた個体は、数日後には羽化に至りました。不幸にして羽化不全となり、後肢がじゃっかん曲がっているうえ、翅がグシャグシャです。脱皮中に落下したためだと思われます。
 羽化不全であったとしても、この個体がキリギリスであることは一目瞭然ですね。ビックリ仰天です。クツワムシの卵を管理していたケージからキリギリスが孵化し育ったなんて。



 去年、クツワムシを飼育する際、入手したのが唐突だったこともあり、一昨年にキリギリスを飼っていたケージをそのまま流用したんですね。つまりクツワムシたちは一昨年にキリギリスが産卵したマットに自分たちの卵を産んだというわけ。で、今年、クツワムシの卵は孵化に至らず、一昨年に産卵されたキリギリスの幼虫たちが一斉に孵化し、筆者はそれをてっきりクツワムシのものと思い込んでいたんですね。
 最初はクツワムシと思って育てていたので、クズの葉ばかり与え、動物質といえば高タンパク昆虫ゼリーだけでした。どうも生育状態がよろしくないので、熱帯魚用飼料を与えたところこれをよく食べ、よく育ち始めました。こんなによく動物質を食べるのは、クツワムシならぬキリギリスだったというオチでした。笑ってやってください。
 同じケージの中にツユムシの幼虫たちがたくさん繁殖しましたが、その出所も不明のままです。彼らは肉食性の強いキリギリスたちの餌食になってしまったようです。

 調べてみますと、キリギリスの卵は翌年の孵化が数パーセントで、2年後3年後に孵化する個体が多いのだそうです。であれば、マットをそのままにしておけば来年もキリギリスが孵化するかもしれませんね。
 去年、家の敷地内で何頭かのキリギリスの幼虫を見かけていますが、それらが少ない翌年孵化の幼虫たちの脱走したものだったのでしょう。
 また、マットの中にクツワムシの卵もあることはまちがいありません。クツワムシも2年後に孵化を迎える、ということはないのでしょうか。ネットで調べてみましたが、そうした情報はありませんでした。いずれにしろこのマットは来年の春まで置いておくことにしましょう。

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